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オホーツクの冬の使者 - 流氷

2009-02-12 | 北海道
2月10日、北海道、紋別で流氷接岸初日を観測した。平年より5日、昨年より16日遅い。
流氷はロシアと中国の国境を流れるアムール河口、シャンタルスキー湾の付近で生まれ約1,000kmの長旅で成長しながらやってくる。流氷がオホーツク海を埋め尽くすと白い砂漠のような「流氷野」となる。
流氷は“流氷の天使”とも呼ばれるクリオネも含め、大量のプランクトンを運んできてくれる。日本でも有数の漁業資源の豊かな海、豊穣の海オホーツクにとって流氷は、かけがいのない役割を果たしている。
しかし、地球温暖化の影響等により、オホーツク地域の象徴である流氷は年々減少しており、近い将来、この地域で見られなくなる可能性もあるという。
オホーツク紋別空港への着陸態勢に入った搭乗機は、流氷の様子を確かめるかのように、一旦、海上に出て大きく旋回した。


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