奥尻島は、北海道南西沖の日本海に浮かぶ周囲84kmの島。
島名はアイヌ語の「イクシュンシリ」(向こうの島)より転訛したもの。
夏の奥尻の海は透明度30mにもなり、日本でも屈指の青く澄んだ海は、いつしか「北の沖縄」と呼ばれている。
対馬海流(九州南西部で黒潮から分かれ、対馬海峡を通る暖流)が流れる北の海は、春の日本海マス、初夏からのヤリイカ、ウニ、アワビ、秋から冬へのマイカ、ホッケと多くの魚を育んでいる。
陸には、ブナ(島に生えるブナとしては北限)の森が広がり、
豊かな“森”と“海”がつながりあう。
「澄んだ海」と「深い森」に覆われた美しい島なのだ。