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東西文化の境界 - 大井川下流域・島田市

2009-03-07 | 中部
『箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川』
静岡県中部、大井川の両岸に位置する島田市は、江戸時代には、東海道島田宿の宿場町として盛えた。市内を流れる大井川は、江戸の防衛上の理由から架橋を禁止されたため、人足による川越制度が敷かれた。
明治維新によって川越制度が崩壊。この当時、徳川将軍慶喜は駿府で謹慎、家臣の多くが町にあふれた。勝海舟、山岡鉄舟の計らいで、大井川西の台地「牧の原」の開拓を行い茶の栽培をして今日の牧の原茶産地の礎を作った。
駿河国と遠江国の境界線である大井川沿いに位置するため、自然地理的にも人文地理的にも、島田市が東西の境界線となっており、島田市から西と東では地形地質も食文化も大きく異なっている。
現在、市南部と牧之原市との境で、富士山静岡空港が建設中(画面右下)である。2009年6月開港予定。国内6路線1日10往復、海外2路線週18往復が決定している。



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