ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

妄想以下

2012-02-12 23:24:50 | Weblog
今日は、友人宅で、湯船に入らせてもらった。
いや~、ありがたい。
日本人は、湯船につかる民族なんだねえ、と、
ほかほか顔で語り合える友人がいるから、上海も居心地がいい。

さて、昨晩遅く『ブラフマンの埋葬』(小川洋子著、講談社文庫)を読み終わった。

読んでいるうちに、
すごく、以前飼っていた犬に会いたくなった。
動物は、直感で生きているからこそ、人間の心の奥もキッチリと見ている。
また悲しい別れがあるかもしれないけれど、
日本に帰ったら、もう一度、犬が飼いたいと思う。
でも、私は定住するタイプじゃなさそうだから、犬にはいい迷惑かもしれないな。

明け方、悪夢を連続して見た。
上海での難しいこととか、少し前の日本での仕事関係のイヤなこととか、
とにかく、イヤなことのてんこ盛りみたいな夢ばかりだった。

何度も目が覚めたけれど、
でも、おかげで、本格的に目が覚めたときには、
これ以上、イヤなことはないだろうと、腹をくくるような気持ちになった。

そう。
自分の妄想以上に悪いことは、あまり起きない。
人の想像力は怖い。