ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

敗北感

2011-12-11 17:03:22 | Weblog
今日は、隣の子どもが泣きわめいている声で目が覚めた。
隣の家、小型犬の鳴き声はしていたけれども、子どももいたんだな。
里帰りだろうか。

朝から、Windows7の設定に四苦八苦し、あと一歩がわからず、
やっぱり当分は、MacBookとiPhoneのコンビだけに頑張ってもらうことにした。
根本的にパソコンのことがわかっていないから、しょうがないんだよなあ。

言い落しと読み落しは、コミュニケーションの常で、
言葉には、「自分の都合」しか投影されないもの。
受動的であると思っている「読む」という行為においてもそう。
昔に比べると、言葉を補ってくれるようになったパソコンだけれども、
今日の作業については、パソコン側からすると、
「あなたの言い落しをフォローしたいところだが、こんなに穴ばかりだと無理」
ということなんだろう。

それにしても、Windowsは頭のいい人、Macはユニークな人、という感じ。
頭のいい人は、頭の悪い人を突き放す。
ユニークな人は、頭の悪い人も連れて行く。

Windowsを使っていると、いつも疎外感を感じる。
「あなたの頭だったら、このくらい使えればいいんじゃない」と言われているような。
これも、パソコンに弱いというコンプレックスの裏返し。

日本で就職活動をしたことがある中国人の女性が、
「自分は必要とされてないんだな~、って感じた」と言っていた。
Windowsをいじっているとき、まさにそんな気持ちになる。
こんなもの、ただの道具なんだから、
自分がやりたいように、やっちまえばいいんだよ、
それこそ、海賊版で十分。
という気持ちには、なかなかなれないんだよなあ。

上海でも月食

2011-12-11 00:28:49 | Weblog
いまさらではあるのだけれど、
もともとお酒が飲める体質ではないことを再び自覚しつつある。

社会人になってから、気合いで飲めるようになった感のあるお酒。
体力を精神力でカバーしきれない年齢になり、
それにここは上海で、日本のように無理して飲む必要もない。
徐々に酒量を減らしたら、お酒を美味しいと思わなくなっていることに気がついた。

ということで、お酒との本当の付き合いが始まりそうな予感。
この距離感、悪くないような気がする。

さて、上海でも月食が起きた。
火鍋を食べて、レストランから外に出ると、月が欠けていた。



地下鉄を最寄駅で降りると、さらに欠けていた。



私が空に向けてカメラを構えていたら、中国人が何人かつられて空を見上げた。
上海に住んでいる人は、わざわざ空を見上げない。
ふだんは厚い雲とネオンの光害。
今日も、サーチライトみたいなのがグルグルまわっている。

でも、お月さまは見えた。

ほとんどの人が欠けて行く月を興味なさげに通り過ぎて行ったけれど、
家の前まで着いたら、携帯のカメラで一生懸命に月の写真を撮ろうとトライしている男性に会った。

このアパートの住民だ。
すごい安アパートだけれど、捨てたもんじゃないな。