ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

暴言

2011-12-10 11:03:16 | Weblog
今日は、布団からなかなか抜け出せない朝だった。

さて、中国の女性は「強い」という話しをするにつれ、
仕事で一緒に働いているかわいらしくてサバサバした女性たちも、
結婚して家庭に入ると、「旦那さん改造計画」に着手し、
嫉妬魔に変身するのだろうかと、少し恐ろしくなる。

例えば、男性が仕事の愚痴を家でこぼすと、
最初は建設的な会話のやり取りがあっても、
最終的には「あなたがこうしないから悪いのよ!」と、
奥さんから旦那さんが怒られているかたちになって、
ケンカで終わることが多いという。

みなが異口同音にそう言うから、そうなんだろうと思うし、
日本の場合は「ふがいない男」で女性が冷めて終わる会話も、
中国の女性は最後までヒートアップするようだ。
ただ、体力の違いのようなものがあるだけで、本質は同じかも、とも思う。
まあ、夫の理想化に燃えられるなんて、まさにバブル経済っぽい。

他人を自分の思いどおりに改造したいという気持ちは、
誰にでもあるものだとは思うけれど、
それが表面化し、激烈になるかどうかは、
その人のコンプレックスに対する向き合い方によると思う。

と思ってきたのだけれど、
それとは少し違う要因があるのかなあ、と思い始めている。

中国の人が受けている教育は、共産主義のもの。
日本は左翼が学校で変な授業をすることはあるけれど、あれとは違う。
国旗国歌がどうの、というような左翼ではなくて、
党や国に忠誠心をもつように、という逆のかたち。
このあたりが、左右の翼の矛盾しているところで面白いと思う。

奥さんの旦那さんに対する態度を聞いていると、
いつも漢民族が行っている少数民族への同化政策を思い出す。
ああ、この人たちから生まれた子どもたちが、
ウイグルやチベットへ行って、
そこにもともとあった文化を踏みにじって、
いまだに文革時代のようなことを続けているんだなあと。

でも、みんながみんな、そうだとは思いたくないなあ。
と、朝から暴言をはいてみた。

日本人だから

2011-12-10 00:10:17 | Weblog
久しぶりの晴れの日、外を歩いていたら、樹々が紅葉していた。



いつの間にか、秋到来。
というか、気温はすでに冬到来。
どうやら、最低気温がマイナスになるらしい。

帰りに、大通りを歩いていたら、
中国人の若者が、マイケル・ジャクソンの「Beat It」をかけながら、踊っていた。
まず選曲からして、相当自信があるものと思いきや、
ダンスはあまり上手ではない。

しかも曲をよくよく聞いてみると、
マイケルの声のボリュームが最小限にしぼられていて、
その若者のものらしき雄叫びが響いている。

いや、自由でいいんだけど、でもやっぱり、そりゃ~、
人前でやるパフォーマンスの域に達してないよ、と、言いたかった。

日本の大企業のおじさんたちの、
むっちりまったり、「本社が言っているとおりに、マニュアルどおりにやっておけば、
ミスさえしなけりゃ、他のことには首を突っ込まねえぜ」という雰囲気の会議に出た後だったので、
そんな彼のパフォーマンスでも、ちょっと救われた自分が悲しい。

日本人だから。