ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

いい週末

2011-12-18 17:29:48 | Weblog
さてと、今日はゆっくり自宅で読書三昧。

『生きるとは、自分の物語をつくること』
(小川洋子、河合隼雄、新潮文庫)

小川さんと河合先生の対談に同席できる編集者って、
そんな企画ができる人って、うらやましいなあ。
ただただ、うらやましいなあ。

いつラッキーにあたるかはわからないけれど、
あたらない確率のほうが高いのだろうけれど、
でも、アンテナを合わせる努力をしていないといけないんだなあ。

物語がそこにあるのなら、
それに気づけるかどうかは自分次第だから。

『神のロジック 人間のロジック』
(西澤保彦、文春文庫)

いやはや、まるでいま、会社の部内で行われている
せめぎ合いのような物語だった。
グループに新しい人が入ってくるときには、
どんなにいい人であっても、最初は必ず「異教」。

「つけるべきポジションを誤ると、チーム全体がダメージを蒙る」
という話は、
ここのところ、まさに現実で繰り返されている話。
この本の中でも、その「世界」が崩壊して幕を閉じる。
物語として、救いが残ったとも言えるし、救われてないとも言える。
そこも主観と客観の違い。

そもそも日本人って、客観性を持っているのだろうか、と、
昨日NHKの衛星放送を見ていて思った。

読書ができる週末って、いいなあ。

いい兆候

2011-12-18 01:23:34 | Weblog
久しぶりに繋がった。

今日は、中国人女性と結婚した日本人同僚の家にお邪魔してきた。
奥さんは日本語が話せないけれど、
ものすごくコミュニケーション能力が高くて、
非常に居心地がよかった。
素直でかわいい人のことは、万国共通で好きなものだ。

そして、居心地がよいなあ、と思いながら
一緒に奥さんの手料理をいただいていたとき、久しぶりの感覚がよみがえってきた。

2年くらい前に、私は今日の夢を見たことがあった。
まず、奥さんがカーテンをしめたときに、なんだかすごく印象的だった。
そして次に始まった会話の中で、
一緒に行った同僚が「傀儡」という言葉を発した時、
次に続く会話を思い出した。
そして、その通りに進行した。

テーブル、壁、カーテンの色、すべて覚えていた。
そして、当時は知らない人たちだった今日のメンバーを、
夢の中で、非常に信頼する友人と思っていて、
安心してくつろぎながら会話に参加していた。

ここまで、はっきりとイメージが重なったのは2回目。
1回目は、大学4年のときに行ったカンボジアでのこと。
友人が麦わら帽子を買おうとしたときに、
そこで交わされる会話を、すべて知っていた、というもの。

そして、今回。

そろそろ、感覚が戻ってきた。
いい兆候だ。