ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

特別公開の聖護院に行きました ~GO TOトラベルで4⃣~

2020-11-07 | 旅行
京都の名所・旧跡めぐりで大事なこと。
もう一つあります。時間配分です。
実は仁和寺でだいぶ時間をとってしまい、計画が押せ押せになって
しまったんです。

行きたいところがあと2か所あったのですが、ガイド役のYさんの
アドバイスで、その2か所はほんの少し見るに留め、これまで訪ねたこと
がない「聖護院」(左京区)の特別公開を見にいくことにしました。

そうです、聖護院大根とか聖護院八つ橋とかいう、その聖護院です。
寺院のあたりの地名にもなっているんです。

平安時代後期の1090年に創建された聖護院は、「本山修験宗」の総本山です。
「本山修験宗」とは天台宗の流れをくむ修験道の一派のことだそうです。
パンフレットにある「山伏の総本山」のほうがわかりやすいですね。

山門脇には、石柱に「聖護院門跡」と出ています。
写真は、京都市のHPから借用させていただきました。

        

門跡寺院というのは、皇族や公家などが出家して住職を務める寺院
(または住職)のことだそうで、寺院の格式を表しています。
特に聖護院は、第119代光格天皇の時代、天明の大火(1788年)で
御所が燃えた際などに、仮御所として用いられたことがあるそうです。

ちなみに、門跡寺院の始まりは、宇多天皇が退位後出家して住まわれた
仁和寺だそうです。
つまり門跡寺院は、皇室とのゆかりがある寺院ということですね。

パンフを見ると境内全体は次のようになっていますが、拝観できるのは
一部でした。

    

表玄関を入る際に、職員の方が杖の私を見て、杖先を布で覆ってくれました。
何気ないのですが、思いやりの心を感じました。
また拝観の前に、聖護院の方から、聖護院の由来・文化財等について説明が
ありました。お寺の方の直接の説明は京都では始めてでしたので、丁寧さに
頭が下がりました。

さて、入り口付近にあったのは、なんと山伏の人形です。
これなら、わかりやすいです。

    

また廊下には写真が掲げられ、平成12年(2000年)とあります。
開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)の一千三百年御遠忌の際の写真
だそうです。



宸殿です。宸殿というのは出家した皇族の住まいで、執務を行うところ
だそうです。襖絵が素晴らしいです。



奥に見えているのが本堂です。



宸殿前の庭は、白砂が市松模様に描かれています。見事なものです。







建物内の中庭です。特別の庭ではないかもしれませんが、京都を感じます。



ところで、玄関わきには二つ輿がありました。
一つは、四方輿。
江戸時代のもので、宮門跡がお使いになったものだそうです。



もう一つはそれより古いもののようですが、いつのものかなど、これから
研究されるそうです。
ちょっとボケてしまいましたが、貴重な文化財なのだろうと思います。







後から調べながら書いているのですが、正直のところ、歴史の話というのは、
どうも頭に入ってくれません(笑)。
ともあれ聖護院の拝観はこれで終わりになりました。
案内してくださったYさん、ありがとうございました。

お腹もすいていましたので、そのあと四条に出て遅いランチです。
京都らしくきれいなランチなので、写真に撮りました。
食べ終えましたら、元気が出ました(笑)。



まだまだ訪ねていない京都の寺社はたくさんあります。知人も何人かいます。
今回は会えませんでしたが、元気なうちに旧交を温めたいと思いました。

固い旅行記になってしまいました。お読みいただきありがとうございました。
(完)












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2 コメント

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京都 (カンサン)
2020-11-07 23:44:29
ヒマヒマノキさんへ、私の本のブログにいいね!をありがとうございます。
京都旅行は充実したものになったようですね。大阪からは近いので年に何回かは行っています。そろそろ紅葉の見ごろなんですが、新型コロナの感染拡大で人が少ないところを狙っていこうと思っています。
返信する
カンサンさんへ (ヒマヒマノキ)
2020-11-08 08:29:19
カンサンさん、おはようございます。
コメントをありがとうございます。
京都の社寺は数か所に絞りましたので、
じっくり拝観できました。
今回は紅葉前でしたので、拝観の方は
多くはありませんでした。
おそらく今月下旬ごろからは人出は多く
なるでしょうね。
大阪から京都は近いですから、
うらやましいです。
返信する

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