ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

別れはやはり寂しいものです ~小金井公園の梅と桜~

2023-03-07 | 公園・庭園・名所

かつての職場の先輩が、沖縄に終の棲家を

構え、引っ越していきました。

先輩にとって沖縄は、転勤で数年生活した

ことがある思い出の地です。

先輩の住まいは小金井公園の近くにあり、

散歩の折りに撮った園内の季節の花を、

よく写メしてくれました。

 

小金井公園は都内でも有数の桜の名所です。

早咲きの桜もあります。

しばらくぶりに出かけてみたくなりました。

訪れた数日前は、暖かな日和でした。

園内は、散策する人、語らう人、跳びまわる

子ども、ジョギングする人、カメラで鳥や花を

撮る人など、いつもの光景です。

ちょうど梅園が見頃を迎えていました。

 

この鳥はツグミでしょうか、なぜかじっとして、

動き回りません。大きな望遠を構えた人が

しきりに鳥の表情を撮っていました。

鳥を撮るのは苦手なんですが、これなら私にも

撮れそうです。

コンデジで、ちゃっかり横からパチリです。

早く撮れよと言わんばかりに、ツグミは、

私を振り返ってくれました。

そろそろ北のシベリアに帰っていくのでしょう。

 

沖縄の桜は、ソメイヨシノではなく、

カンヒザクラ(寒緋桜)ですね。

濃い紅色の、下を向いて咲く花です。

沖縄では、例年1月中旬から2月上・中旬にかけて

各地で桜まつりが行われるようです。

そのカンヒザクラは、小金井公園では、見頃に

なりつつありました。

 

早咲きで有名な河津桜は、すっかり葉桜になって

いました。

 

これも早咲きの桜ですが、大漁桜という名前

なんだそうです。説明書きには、大島桜と

寒桜の交配種とでています。

 

薄紅色の花びらが青空に映えて、「さくらまつり」

の先触れといったところです。

 

園内(西側)の花壇の菜の花です。

数本咲いていましたが、これからですね。

 

冒頭に書いた先輩は、那覇市に住むようです。

那覇の桜の名所には、与儀公園があるようです。

先輩は、おそらく毎年ここで桜を楽しむことに

なるのだろうと思います。

日本で一番早い桜。うらやましいです。

 

それにしても、別れは寂しいものです。

とりわけ齢を重ねてからの別れは、

なおさらです。

唐の時代の有名な詩人、李白の漢詩、

「黄鶴楼(こうかくろう)にて孟浩然(もうこうねん)

の広陵に之(ゆ)くを送る」。

中学校で習ったかもしれませんが、すっかり

忘れてます」。やはり歳です(笑)。

 

世界が平和でありますように!

コメント
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