ところでまーほんとなんでもないことですが、今私の中で大ヒットのテレビ。『宮廷女官チャングムの誓い』
第一話からほとんど見てます。
ほんと、最近のTV、特にドラマ非常につまんねーーって感じです。たまーに見たりもするのですが、次も見たいと思うような物も無く、最近のドラマって全然ダメだなーと
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そんな時、偶然見たのがこの韓国ドラマ『チャングムの誓い』。
なんかタイトルからしてつまんなさそーなこのドラマ。韓国で放送されたいわゆるNHKで言う大河ドラマみたいな歴史ものの連ドラなのですが、これがひじょーに面白い!はまります。
簡単にストーリーを言うと、幼くして殺された母親の願いチェゴサングン(まー料理する女官の統括の人の事ね)になる為、ひたむきに努力していくサクセスストーリーです。
毎回なにかトラブルがおこり追い詰められるのですが、そこからチャングムが頑張ってリカバリーしていくというのがだいたいのパターンです。そうやって徐々にストーリーが進んでいきます。
ま、単純なドラマですし(見ててだいたいその回の結末は見える)、そもそもこのチャングムという人は実在したのが分かっている程度で、どのような生い立ちなのか、どんな人生を送ったのか電気が残っているような人ではありません(間違ってたらゴメン)。ストーリーもすっごく作り話っぽいし(非常に都合よすぎ)、ホントの歴史なんかそっちのけのドラマです。はっきり言って歴史ものではあるけど、完全なフィクション(作り話)ですがこれが面白いわけです。
そもそも最近の日本のドラマは懲りすぎです。ストーリーもややこしすぎるし、ドロドロし過ぎてるし、見ててもあまりにも日常の中のドラマを描いてるパターンが多すぎて日常の中にいる感覚が抜けません。TVでドラマ見るときぐらいは難しい事抜きで楽しみたいのに、逆に現実を訴えかけられて全然別世界へ連れてってくれるなんて事が無いのです。
私がそうなだけかもしれませんが、TVや映画なんかは娯楽を求めてるわけで小理屈や社会性、現実の問題なんかそっちのけでいいのです。要はSFみたいに全然ありえないストーリーで楽しませてくれさえすれば。そこが日本人の作るドラマ、映画がつまらないとこなんですね。発想が乏しいのかな~?それとも国民性?
そこで韓国ですが、一世を風靡した『冬ソナ』なんかもそうですが、まだまだドラマなんかが発展途上なせいなのか、それともチャンとTVを一つの『エンターテイメント』として認識してる為なのか、『ありえない』『単純』『おとぎ話のようなストーリー』みたいなドラマを作ってるわけです。懲りすぎたつまらないドラマばかり見ている日本人にはこういう初歩的なストーリーのドラマが新鮮に見えたのが韓国ドラマのヒットの原因だろうと私は思ってます。だからそれ以外の一般的な日本でも見れるようなドラマは韓国ドラマでも面白くないわけです。
このチャングムもそうですね。非常に単純明快、人は一生懸命頑張って生きて行くべきだ的な主張だけが伝わってくるドラマとなっています。ストーリーも細かくはワンパターンで非常に爽快です。
見てください、日本の大河を。山内一豊みたいな別に頭脳も力も特徴の無かった、運とタイミングで一国の主になっただけの人の生涯を描いてるわけですが、内容ともかくとしてまず主人公がつまんない。歴史好きじゃない人、山内一豊って誰か知ってるのか?という話です。しかも現在のサラリーマン社会になぞらえて展開するストーリー。つまんない。娯楽であるはずのTVの中で、生活の共感なんか求めたくない!会社の事を思い出させないで欲しい!という感じです。
もう韓国ドラマにならって、かってに歴史上の人に適当なストーリー作って大活躍させてやればいいんですよ。そうだなー、実写版『花の慶司』(あれ?字間違えてる?)とか。
(あ・・そういうのやってると民放の時代劇になってしまうわけか・・・)
恋愛ドラマでもすっごいありえないようなシンデレラストーリーやればいいんですよ。
今の日本はそういうのがなさすぎですね。皆が何を見たいのかTV局もよく考えるべきです。
しかし・・・逆にもしそういうのが一つでも流行れば、まー誰もあkれもがそればっかりになるというのが現在のパターンですが、そういうのばかりというのも飽きるだろうなー。難しいものですね。