ここ最近の読了本をまとめて記録。
いろいろなことが一区切りついてきたので、これからは専門書が増えていくと思われます。
そんな書籍を紹介しても面白くなさそうなので、このコーナーは先細り、の予定。
書いていて、不確定要素だらけの文章だなあ。いろんな意味で。
①山際淳司『Give up オフコース・ストーリー』角川文庫、1983年(単行本は1982年刊)。
「江夏の21球」などで有名なスポーツライターによる、オフコース解散に関するドキュメンタリーです。
山際さんらしい落ち着いた筆致で読ませます。単なる技術論を離れて人間を描写する力量はさすがです。
でも、逆に、音楽論的なアプローチがあったらあったで、面白かったかも知れない、という印象も持ちました。
この人の本職というか適性は、やっぱりスポーツライターなんだなあ、とも感じた次第。
人間への好奇心と敬意にあふれていた、山際さんのような作家が、スポーツノンフィクションを手がけていた時代の幸せを再認識しました。
今はなあ・・・。(´Д`)あうー。
少なくとも金子さんは、もっと幅広く取材した方が良い仕事ができると思いますよ。ニノミヤ某は、私の中では論外。
あと、話題の星野仙一さんが、オフコースの楽屋に顔を出すくらい親交があったことを初めて知りました。
②つかこうへい『つか版・忠臣蔵』角川文庫、1985年(単行本は1982年刊)。
演技する人間、という存在から歴史物を語ることで現代を表現しようとした作品、ということらしいです。
発表当時のインパクトを考えると、スゴイ作品だったのでしょうが、現時点での面白さはそれなり。
あの80年代からバブル崩壊にいたる、徹底した相対化の時代を経てしまうと、何が演技で何が真剣か、という境界がわかりづらくなっている気がします。
文芸というものが、時代との関わりを無視できないことを強く感じさせる作品でした。
③ヨハネ・ベル『ベル神父 街を行く 日本語で考えた日仏比較文化』中公新書、1995年。
言葉や宗教などを通して、日本とフランス、あるいはヨーロッパ全体に対して考察を加えたエッセイ集。
著者は、この本を書き上げた直後に急逝されたそうです。
まあ、普通の比較文化の話ではあるのですが、
こちらの文化とあちらの文化との悪い点を取り上げて比較したところで仕方がない。比べるならば、良い点を比べた方が良い。(101頁)
という考え方に、素直に学びたいと思います。
<今日のランチ>
テソ様とソバを食す。
入ってきた出入口とは違う出入口から出てみたところ、そのビルは、地下のソバ屋以外のほとんどが某ヘアチェック関係企業で占められていたことが判明。
(´Д`)あうー。
何もヤマシイことなどないのに、ちょっと自分の頭を気にしてみたり。
カルガリーからのブログを、いつも楽しく読ませていただいております。
また、『県立地球防衛軍』とやらは、読んでいないのでよくわからないのですが、ウルトラマンが好きなのは確かです。
人によってはバレバレなのかも知れませんが、気づいてもらい、ちょっと嬉しいです。
ただし、「帰って来た」でなく「帰ってきた」ですね。たぶん。
これからもよろしくお願いいたします。
県立地球防衛軍の毎回のサブタイトルもセブンのパロディーだったもので・・・見当ちがいでしたか。
あ、こちらこそこれからもお願いします。
でも安永航一郎作の別のマンガです。もし気になるようでしたらウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/
で、「県立地球防衛軍」を検索してみて下さい。サブタイトルのリストも見れるはずです。
気にならなければいいです。
同じようなこと考える人は、けっこういるのですね。
教えてくれてありがとう。