
久しぶりに小説を読みました。
小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫、2005年12月)
世界は驚きと歓びに満ちていると、博士はたった一つの数式で示した―記憶力を失った天才数学者、と私、阪神タイガースファンの10歳の息子。せつなくて、知的な至高のラブ・ストーリー著者最高傑作。
この本は、3月に某じゃすぱー先輩宅に 泊めていただいた 際に、強奪 させていただいたものです。
その折はお世話になりました。
<(_ _)><(_ _)><(_ _)>
というわけで、育児の合間を利用して2、3日かけて読み終えたのですが、感想としては素直に良かったと思います。
80分間という設定(これくらい書いても許されますよね)が不可欠だったのかは意見が分かれるポイントかも知れませんが、人と人との心の交流が優しく表現されていたのではないでしょうか。
そして、ヤクルトは黄金時代へと・・・。
こんな良い本を タダ でいただいたことに関して、あらためて じゃすばー先輩 にお礼申し上げる次第です。
この作品、映画 にもなっているんですよね。
見たいような見たくないような見る必要もないような・・・。
映画は脚本が正直薄っぺらいというか、
物語中における数学の存在感・必然性が薄く、
原作ほどの美しさを感じることが出来なかったかな。
俺は映画を先に見てから小説を読んだせいか、
小説の方を美化してしまいますな、どうしても。
ところで、この本読んでいて「ビューティフルマインド」を思い出しました(映画&小説)。作品の雰囲気はまったく違うのですが、こちらも脳に障害を持った天才数学者の話でした(ただしこちらは実話に基づいている)。これも良かったのではないかと思いましたよ。
非常に面白かったです。
ページ数が残り少なくなるのが、
残念な本ははじめてでした。
ひろし様との海を超えたシンクロにはノーコメントとさせていただきたく思いますが、世界各地で愛読されるのも納得のクオリティですよね。
本の紹介部分には「最高傑作」とか書かれちゃっておりますが、これからも良質の作品に期待したいところです。
また良さそうな本でもありましたら紹介してください>皆さま