石鎚(愛媛) 石鎚酒造 稔君バージョン
越智専務と交代で弟の稔君が上京
石鎚の杜氏として頑張っています。
造り手としてはおもてに燃えて行くタイプではなく静かに燃えるタイプです。
このあたりが親子4人で造るところの
「陰」と「陽」を振り分ける見事な兄弟バランスでしょう。
さて造り手としての今年の「石鎚」の造りはどうだったのでしょう?
マニアトークもはさみながら聞いてみましょう。
今年の「石鎚」の造りを終えて
いつも石鎚をご愛飲頂きありがとうございます。
今年の石鎚は全てに味幅を求め、かつ、しっかりとした酒質を目指しました。
私は麹造りを主に担当させて頂いておりますが出麹までの
42度の品温期間を最低15時間以上は取ることを心がけました。
このおかげか今年の石鎚は味のふくらみが例年になく
優雅な生命力ゆたかな流れのお酒に仕上がったと思っております。
今年の「石鎚」ここを飲んでくれ
私の中では純吟緑ラベルの味幅の出すことを念頭に
丁寧に原料処理を施したつもりです。
石鎚は食中にいきてこその酒ですので是非、料理と共にお召し上がり下さい。
全てに味の深みを感じながら飲んで下さい。
「地酒カップ」への思い
カップ酒から石鎚を知った方もいらっしゃいます。
ですから、詰めるお酒のグレードはもちろん
充填ラインの徹底洗浄、冷蔵管理は私が責任を持って仕事をやらせていただきました。
自分でも安心して飲みたいカップをこれからも製造したいと考えております。
「スーパー晩酌酒」プロジェクトについて
今年は晩酌酒のおかげで造り最後まで緊張感がとぎれず、
底辺のお酒の大切さを痛感した平成17酒造年度でした。
しっかりとした原料処理をとることで大手に真似の出来ない晩酌酒を
世に問いたいと兄ともども家族相談しながら
丁寧に強い信念を持って松山三井の本醸造と山田錦の普通酒を醸しました。
常温保管でもぶれない、強くてひたしみのあるお酒をこれからも醸します。
「石鎚」今年のチャレンジ
このところ私共のお酒をご指名頂き、お声掛け頂くようになりました。
その方々を裏切らない丁寧な原料処理を僕は平成18酒造年度もしたいと思います。
地元の若い社員も一名加わり
今まで以上に手をかけた石鎚をお出しできるように
浩専務と試行錯誤しながら少しでも酒質がよくなるように精進する所存でございます。
これからもご指導宜しくお願い申し上げます。
昨日ご一緒した「新澤杜氏」に思うこと
燻製したたまごとウインナースモークできてないのに無理矢理食べさせてごめんなさい。
また、全国行脚の祭は愛媛におたちよりくださいね。おいしい魚食べさせます。
これからもいろいろ教えて下さい。奥様に宜しくお伝え下さい。
※新澤ご夫妻もお疲れ様でした。 燻製のテクもっと磨きます
写真を撮るとふっくらと写ってしまうのを気にする「稔君」
業界のみならずいろんな情報を持つ彼を「はりきり企画部」の知恵袋として採用
通称「炊きたて君」で宜しく!
手にする「300ミリプレミアム酒企画」も進行中 お楽しみに!