我が家にあるこの三冊の本。地元の作家:矢崎茂男さんの本。
ずっと、どんな方なのだろうと思っていたのですが、先日、地元で講演会があり参加してきました。
この本も、実はどこからか私の手元に集まったもので、いつかお礼を伝えたいと思っていたところでした。
といっても、この日はご自身のお話ではなく、
地元の偉人の解説であったのですが、山に精通している講師のお話だったのでわかりやすかった。
講師の矢崎先生と、バックは偉人:古屋五郎さん。
今年、甲斐駒ケ岳は「開山200年」を迎えるということで、地元では盛り上がっているんです。
加えて、今年から8月11日は「山の日」に決まりましたから。
今回はこの甲斐駒ケ岳の麓、白州に生まれ、南アルプス国立公園の指定に貢献した「古屋五郎さん」の話でした。
とても由緒あるお家に生まれ、学業も優秀だったものの家を継ぐことになり、
17歳で地元の役場に勤務、なんと28歳で助役になったんです。
戦争に行って戻って、昭和25年に南アルプス国立公園指定推進協を立ち上げ。地元の山岳会も設立。
のかたわら41歳で村長に就任。国立公園に指定されたのは14年後でした。
甲斐駒の周辺の山小屋や登山道の整備にあたったり、登山道の整備に貢献した方。
その記録によれば、富士山のように、甲斐駒ケ岳にも御中道があったのではとのこと。
想像の世界・・・妄想が膨らみます。
*****************
そしてもう一人、「水石春吉さん」です。
昔、北杜市あたりには山の案内人が職業的にいたそうです。
みずがき山の麓の黒森集落、甲斐駒の麓は台ケ原や柳沢。
その中で、鋸岳の初登頂をはじめ、南アルプスの案内で語られるプロ。
大町桂月や小島雨水を案内したり、数々の遭難に際してのその救出談は有名なんだそうです。
私は初めてその存在を知ったのですが、
昔からのいろんな事件の数々は語り継がれているのですね。
*************
それぞれの山に、それを初めて登った挑戦者がいて、
そこにつながる登山道や山小屋の開拓の話があり、
遭難や事故の話もあって、今に語り継がれる山の記録がこうして聞けることに感謝ですね。
そして昔、私財をなげうって登山道や山小屋の開拓に尽力された先人に感謝です。
いつまでも綺麗な自然を守りつつ、その自然に触れ、お邪魔させていただきたいと思うのでありました。
今年は南アルプスに行きたくなりました。
特に「開山200年」の甲斐駒にも興味津々です!
***************
北杜市では「甲斐駒開山200年」を記念した各種イベントを計画中とか。
山梨県では、「山の日」にちなんだイベントも計画中。
今年は8月11日、どうされますか?
「やっぱり、山でしょ!」 でも…私は同窓会で海になりそうです。(涙;)
二回もあるのね。
私はまだ黒戸は登っただけ。
今年はあの白い山にまた登りたいです。
祝甲斐駒ヶ岳開山200年
今年5合目小屋跡の莫大なゴミの清掃登山が2回計画されています
微力ながらお手伝いさせて頂こうと考えています
こんな事をしながら少しでも関わり
エコパークに相応しい存在でいて欲しいです