るーたんの日記

山歩き・食べ歩き・旅のひとりごと日記

10月10日は中央アルプスへ(周回・下り)

2015-10-14 23:36:29 | 日本百名山

コースタイムどおり1時間半で7時に空木岳山頂。

木曽殿からのほとんどのメンバーと、駒峰ヒュッテ泊の方たちでにぎわってます。

本日の予定は10時間程度。天気も後半は崩れる予報。先を急ぎます。7:15発。

奥のピーク、南駒ケ岳までは近そうですが2時間。白い岩肌とハイマツの独特な稜線。

それにしても、眺めが良すぎて前を撮ったり、振り返ったり、…同じような写真ばかり撮ってました。

駒峰ヒュッテの池山尾根。カールの中には避難小屋も。奥には南アルプス。鋸のギザギザ~農鳥。

左の奥には八ヶ岳。

富士山は塩見の左にちょこんと。

 

この正面が赤那岳かな?静かな、私好みの稜線歩きでした。風はありましたが。

足元には昨日ではない、数日前の雪が。結構ドキドキ、慎重に進みます。

霜も降りて、かわいいアートです。

木曽駒方面。木曽殿山荘も確認。いつか木曽駒からの稜線も歩きたいですね。

御嶽山が雲海に囲まれて、良い感じでした。

鞍部には摺鉢窪避難小屋の分岐。

上から観たら、凄い場所に避難小屋ありました。絶壁だ。

 

2841m、9:10-30。左の鞍部に木曽殿山荘。そこから空木に登って、ずっと歩いてきました。

こういう稜線歩きは…つらくないんですよね。ここまでは難所はなかったけど。ザック放り投げてますが…

 

向かっていく仙涯嶺の岩々。奥に越百。右に下った鞍部に赤い小屋、越百小屋が。

真っ赤で目立ちます。あそこまで歩きます。2時間半かな?

先ほどの摺鉢窪避難小屋を別の角度から見ると…すごい崖っぷちにあるみたいですね?!

 

ここからは不安。まず要注意の仙涯嶺。一度下って、なんとなく見える道を上がります。

手前のピークを巻いて尾根に上がります。

手前ピークの後ろに、こんな鎖場。

 2734m、仙涯嶺。11:00、降りてきた南駒方面をバックに。ちょっと安心して休憩。

 

最後の越百に向かいます~。最後のお椀形の手前が越百。天気もってよかった!ここからはハイマツとの闘いでした。

朝からずっとシャツにフリースにカッパの上着。毛糸の帽子とネックウォーマーでしたが、フリースを脱げるくらいになりました。

南アルプスの山並みはずっと良く見えていました。

富士山は、空木では塩見の左に重なっていましたが、越百に近くなると大分右に出てきました。

あと少しで越百に着く手前で振り返る。1時間も下るともうこんなに。

ここ登るのは…先が見えて大変そうだ。下りは気持ちよかったです。

12:20、越百山、2613m。今回の気持ち良いけど風の寒い稜線歩きはここで終了です。

次は、鞍部の真っ赤な屋根の越百小屋へ。

間近で見る越百小屋。庭でご主人が今晩の夕飯用か?栗を剥いていました。13:00。

忙しそうなので、気にならないようちょっと先に行って休憩。

最後の仙涯嶺や南駒の眺めかな?あそこから来たんだなあ~。この後は、ちらちらは見えるけど樹林帯に入りました。

ちょっと登り返して、あとは下りです。

薄日だったので、紅葉は鮮やかではないですが、中腹以降はきれいで疲れが癒されました。

 13:45、上の水場。2115m。(ここは登山道から1分とあったので確認していません)

下のコル、15:6、1605m。登山口まで30分とのこと。

下の水場、15:18、1520m。流れていました。

福栃平、登山口。1310m、15:43.3合目です。ここから越百の山頂までは4時間とのこと。

 

孤独な林道の下り、約3キロ、1時間の予定。

 

駐車場すぐの分岐に戻り。16:20、1100m。

そして、駐車場に16:30.ちょっと車は増えた感じも。そして、怖い細い林道を、慎重に戻りました。

帰りはナビに尋ねると、伊那ICからでも塩尻ICからでも距離が同じなので、塩尻周りで帰宅しました。

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おまけ:麓で確認したお花。

 ミコシさんですね。

ムラサキシキブ

ダイモンジソウ

ツルリンドウ

福の王様ですね!!

来年に持ち越しの花と思っていたら、発見しました!

みちほさんのレポで知ってなかったら、絶対見過ごしてましたね。感謝。

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今年まだ1度も入っていなかった中央アルプスに登ってきました。

ずっと、「こすも」という名前に興味あって、このコースを2日で歩きたいと思っていました。

そして、ようやく叶いました。

静かな山で、麓は南アのような雰囲気もあり、花崗岩の岩々とハイマツの稜線も魅力的でした。

初日は1名とすれちがったのみ。二日目も空木以降は静かになって、3組5名としかすれ違わず。

初日7時間(うち林道2時間)、2日目は10時間(うち林道1時間)とタフに歩いて今年の泊りの締めとなりました。

このエリアでは、木曽駒と空木の稜線を次は歩いてみたいなと思いました。

この翌日くらいからさらに雪が降ったようで、無事に歩けてラッキーでした。

まだ歩いたことのない山や稜線を歩くのは、新しい発見があり良いなって感じました。