コースタイムどおり1時間半で7時に空木岳山頂。
木曽殿からのほとんどのメンバーと、駒峰ヒュッテ泊の方たちでにぎわってます。
本日の予定は10時間程度。天気も後半は崩れる予報。先を急ぎます。7:15発。
奥のピーク、南駒ケ岳までは近そうですが2時間。白い岩肌とハイマツの独特な稜線。
それにしても、眺めが良すぎて前を撮ったり、振り返ったり、…同じような写真ばかり撮ってました。
駒峰ヒュッテの池山尾根。カールの中には避難小屋も。奥には南アルプス。鋸のギザギザ~農鳥。
左の奥には八ヶ岳。
富士山は塩見の左にちょこんと。
この正面が赤那岳かな?静かな、私好みの稜線歩きでした。風はありましたが。
足元には昨日ではない、数日前の雪が。結構ドキドキ、慎重に進みます。
霜も降りて、かわいいアートです。
木曽駒方面。木曽殿山荘も確認。いつか木曽駒からの稜線も歩きたいですね。
御嶽山が雲海に囲まれて、良い感じでした。
鞍部には摺鉢窪避難小屋の分岐。
上から観たら、凄い場所に避難小屋ありました。絶壁だ。
2841m、9:10-30。左の鞍部に木曽殿山荘。そこから空木に登って、ずっと歩いてきました。
こういう稜線歩きは…つらくないんですよね。ここまでは難所はなかったけど。ザック放り投げてますが…
向かっていく仙涯嶺の岩々。奥に越百。右に下った鞍部に赤い小屋、越百小屋が。
真っ赤で目立ちます。あそこまで歩きます。2時間半かな?
先ほどの摺鉢窪避難小屋を別の角度から見ると…すごい崖っぷちにあるみたいですね?!
ここからは不安。まず要注意の仙涯嶺。一度下って、なんとなく見える道を上がります。
手前のピークを巻いて尾根に上がります。
手前ピークの後ろに、こんな鎖場。
2734m、仙涯嶺。11:00、降りてきた南駒方面をバックに。ちょっと安心して休憩。
最後の越百に向かいます~。最後のお椀形の手前が越百。天気もってよかった!ここからはハイマツとの闘いでした。
朝からずっとシャツにフリースにカッパの上着。毛糸の帽子とネックウォーマーでしたが、フリースを脱げるくらいになりました。
南アルプスの山並みはずっと良く見えていました。
富士山は、空木では塩見の左に重なっていましたが、越百に近くなると大分右に出てきました。
あと少しで越百に着く手前で振り返る。1時間も下るともうこんなに。
ここ登るのは…先が見えて大変そうだ。下りは気持ちよかったです。
12:20、越百山、2613m。今回の気持ち良いけど風の寒い稜線歩きはここで終了です。
次は、鞍部の真っ赤な屋根の越百小屋へ。
間近で見る越百小屋。庭でご主人が今晩の夕飯用か?栗を剥いていました。13:00。
忙しそうなので、気にならないようちょっと先に行って休憩。
最後の仙涯嶺や南駒の眺めかな?あそこから来たんだなあ~。この後は、ちらちらは見えるけど樹林帯に入りました。
ちょっと登り返して、あとは下りです。
薄日だったので、紅葉は鮮やかではないですが、中腹以降はきれいで疲れが癒されました。
13:45、上の水場。2115m。(ここは登山道から1分とあったので確認していません)
下のコル、15:6、1605m。登山口まで30分とのこと。
下の水場、15:18、1520m。流れていました。
福栃平、登山口。1310m、15:43.3合目です。ここから越百の山頂までは4時間とのこと。
孤独な林道の下り、約3キロ、1時間の予定。
駐車場すぐの分岐に戻り。16:20、1100m。
そして、駐車場に16:30.ちょっと車は増えた感じも。そして、怖い細い林道を、慎重に戻りました。
帰りはナビに尋ねると、伊那ICからでも塩尻ICからでも距離が同じなので、塩尻周りで帰宅しました。
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おまけ:麓で確認したお花。
ミコシさんですね。
ムラサキシキブ
ダイモンジソウ
ツルリンドウ
福の王様ですね!!
来年に持ち越しの花と思っていたら、発見しました!
みちほさんのレポで知ってなかったら、絶対見過ごしてましたね。感謝。
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今年まだ1度も入っていなかった中央アルプスに登ってきました。
ずっと、「こすも」という名前に興味あって、このコースを2日で歩きたいと思っていました。
そして、ようやく叶いました。
静かな山で、麓は南アのような雰囲気もあり、花崗岩の岩々とハイマツの稜線も魅力的でした。
初日は1名とすれちがったのみ。二日目も空木以降は静かになって、3組5名としかすれ違わず。
初日7時間(うち林道2時間)、2日目は10時間(うち林道1時間)とタフに歩いて今年の泊りの締めとなりました。
このエリアでは、木曽駒と空木の稜線を次は歩いてみたいなと思いました。
この翌日くらいからさらに雪が降ったようで、無事に歩けてラッキーでした。
まだ歩いたことのない山や稜線を歩くのは、新しい発見があり良いなって感じました。