ガラスに戻ってきました。(^^)
今回はちょっとおおぶりな宙吹きのマグカップです。
お師匠さんいわく、誰にも好まれる人気の三大柄は、「ぶどう」「ゆり」「バラ」だそうです。
なかでもユリは、たしかに凛として清楚なのに華やかさもあり、私も大好きです。百合はスラっとした美人を形容する花でもあり、「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」、なんていうことわざを、みなさんはご存知ですか?
地色はちょっとだけアンバーがかかっています。取っ手の部分、さすが手作りの雰囲気が味わい深いです。このマグカップは宙吹き職人さんの手作りの一点ものです。
宙吹きの被せガラス、日本で作れる職人さんはいまや少なくなってしまったそうです。 後世に遺すべき工芸技術の保存・育成をもっと 国や自治体が奨励・助成してほしいものです。ただ、サンドブラスト工芸については歴史も浅く、江戸切子や南部鉄器のようにその商品価値がまだまだ認知されていないため、将来への継承が難しいかもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます