外国製のきせガラスです。珍しいオレンジに近い赤色と、鮮やかなブルーの組み合わせがとても良い感じで、お値段も手頃で速買いでした。かなり、色ムラや気泡があります。でもサンドブラストに使う分にはまったく問題ありません。
ここしばらくは師匠のデザインシート使用での制作が続いています。自分のオリジナルデザインだけで制作を続けるのはとてもきついことです。自前のデザインを描く時間がなかなかとれない時期は、先生のデザインシートを使わせていただいて、純粋に彫る作業のみを楽しんでいます。ひたすら作業に没頭する時間は、完全に「無」になれる、貴重な時間です。
オレンジのグラスは、彫ってみると底に近づくほど色の層がかなり分厚くなっています。葉の部分はあえて厚みを付けたままにして陰影をつけて彫刻風にしました。表情に変化が出て面白い仕上がりになりました。
発色の良いブルーは大輪の朝顔です。爽やかさを演出するために、あえて葉っぱ部分はツヤを消さないでおきました。最近、一部に鏡面を残すという技法が個人的に気に入っています。この写真だとわかりにくいですね。
このブルーは、”瑠璃(るり)”ほどは難しくなく、グラデーションがつけやすかったです。つぼみの部分のグラデは、我ながらいい感じ。
こちらの画像だと葉の部分にサンドをかけず、透け感がわかるでしょうか。
本来はリキュールグラスらしいのですが、日本酒にぴったりのサイズです。
この角度だと葉っぱが光っている鏡面の感じがよくわかりますね。
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