ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

栗焼酎、いただき~。

2008年05月04日 | ROSE POSYのひとりごと

ジュエリーネタ、枯渇気味です。(只今、いろいろ仕上げ奮闘中。)あるカップルから依頼されたペアリングが完成しましたが、ご本人様にまだ差し上げてもいないので、まだブログにアップできてません・・・。

友人から誕生祝に栗焼酎をいただきました。”ダバダ火振り”の陶器の壷入りの特別バージョンです。
 

なぜか、ねねがこの壷に異常な興味を示しています。


ガブーッ。開けたいのダ~。執拗にコルクを噛みまくる。


で、この中には何が入っているんです?気になるわ~~!
→ フタをあけて匂いをかがせたら、『うぇ~』と顔をそむけて逃げていきました。

”ダバダ火振り”は、わりと名前が通っている割にどこで作っているのか知りませんでした。調べたところ、高知県の四万十町の”株式会社 無手無冠(むてむか)”という造り酒屋さんの商品だそうで、原材料に栗を50%も使用している希少なお酒です。

ダバダ火振り、もちろん文句無く美味しいですよ!いつも、いいものをくれる友人に感謝!

   

さて、ダバダ火振りの造り手さんを調べていたら、面白いネタに当たりました。

”無手無冠という社名のユニークさもさながら、この会社面白いことをいろいろやっているようで、”宇宙酒”なるものを販売しています。3月に限定1000本で出した宇宙酒があっという間に売り切れたそうです。

なんでもロシアのソユーズロケットに高知県産日本酒酵母を搭載し、国際宇宙ステーションに約10日間滞在した後、地球に帰還したものを使用したお酒だそうです。”宇宙酒”は、無手無冠さんだけではなく、高知のいくつかのお酒屋さんが作っているようです。

このプロジェクト、県酒造組合など高知県内の産官学グループと宇宙ビジネスを行う東京の民間企業、有人宇宙システム(JAMSS)による共同プロジェクトだそうです。なんとも壮大なスケールのビジネスですよね。わざわざ酵母を宇宙に持っていっちゃうって・・・。総額1億円くらいかかっているらしいです。

”宇宙育ち”の酵母は、”高知県産宇宙酵母CEL-11”と名づけられ、この酵母と高知県産のお米で作ったお酒のうち、「土佐宇宙酒審査会」の審査を受け、合格したものだけが「土佐宇宙酒」と認められているとのことです。超ニッチなブランディングですが、「土佐宇宙酒」でググると、たくさん出てきます。

2006年4月1日に初出荷、2007年3月21日に2度目(乾燥酵母)、そして2008年3月21日に3度目の解禁が行われたそうです。何故、3月21日かというと、”サン、ニ、イチ、発射!!”ということだそうで。(笑)

宇宙育ちの酵母のお酒が何が違うのかはさておいて、高知のお酒の酵母に、宇宙ステーションまでやって”ハク”をつけるとはいやはや、さすがは坂本竜馬を輩出した土佐の人は途方もないことを考えつくもんです。

ところで、この酵母、宇宙に行く前と後では、DNA的には何か変わったんだろうか???『酵母の突然変異で、白ワイン味になった。』、とかいう話もまことしやかについていたら、さらに面白いんですが。(^^;

夢があるような、現実離れしているような、ちょっと笑えてしまうこのプロジェクト、大真面目なのか、茶目っ気なのかわかりませんが、ともかっくユニークな町おこしだと思います。せっかくの、”オンリー・ワン”ですもの、ブランドが定着してもっと全国的に有名になるとよいですね。

フランスの、ボジョレー・ヌーボーみたいに、”土佐宇宙酒祭り♪今年も3月21日解禁!” で全国から観光客が来てドンチャン騒ぎ・・・するほどの量は造ってないんですよね。orz 頑張れ、高知県!

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿