ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

おせちは自己満足的アートだ!

2009年01月03日 | ROSE POSYのひとりごと

新年、あけましておめでとうございます。

上記の写真のおせち料理は、わずか15cm角のお重に詰めた品々でございます。そんな小さなスペースですが、20種類以上の料理を用意しました。
(2日目以降、あいたスペースはまた違うものが入る趣向です)

こちらは、夫の実家に持参するために用意した、二段重です。



いずれも、一の重は、二の重は・・・といったしきたり(ルール?)は無視して、テキトーに並べています。

お料理はもちろん味も大切ですが、盛り付けは大変重要なファクターだと思います。お節料理の場合は、『配置』、ということになりましょうか。まさに、見た目麗しく美味しそうに見せることは、一種の美術ともいえます。

お節料理の各アイテムを作る時は何も考えず一心不乱にせっせと作ればよいのですが、いざ重箱に詰めるときは、うーん・・・としばし考え込み、並べる時間は作る時間よりも時間がかかってしまいます。

私は、実はお節料理が嫌いです。はっきり言って面倒くさいし、365日、ご馳走は何でも手に届く現在に何の意味があるのかわかりません。しかも、個人的に、きんとん、伊達巻、黒豆、昆布巻き、たつくり、、、といったお節の主要アイテムである甘いものや味の濃いものが大の苦手なのです。それなのに大変な思いをして作っても、三日目に、”お節はいい加減あきたわねー。”などとケチつけられた暁には、”ッザケンナ、オラー!もう金輪際、二度とつくらねーからな!!”と、ちゃぶだい(があったら)ひっくりかえしたい気分になってしまいます。

    

一昨年と去年は、仕出しのおせち料理にしましたが、目新しさや、ロブスターなど家庭で手に入りにくい材料を使っていることもあって、誰も文句いわないどころか、むしろ、異常なほど喜ばれました。しかも、家庭で作る場合にかかるコストと比較しても、外部に注文したほうが安いくらいです。まったく、家庭で作るお節なんて、単なる”自己満足”に過ぎないと思ったほとでした。

   

しか~し、自己満足的アートとしてのお節を作る楽しみは、主婦ならではのものです。毎年のことですと、”ああ、またこの時期が来た・・・”と憂鬱になりそうですから、アウトソースのサービスもうまく利用して、やりたくないときはやらない、でもなんとなく気持ちが乗ったときは、精一杯作りこみを楽しみ、”フォフォフォ!あたしもやるときはやるのよ!”と家族に主婦の威光を見せ付けるのもよし、だと思います。

まあ、いまどきのお節は、外注しても家庭内で作っても、味にはあまりかわりないようですので、ワークロードはほどほどに・・・。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あけましておめでとうございます。 (chiz)
2009-01-04 08:03:41
やっぱりすごいですね~、ROSEPOSYさん。
料理のセンスも美的センスも優れたROSEさんなら
おせちも、さぞやすごい物をとは思っていましたが・・・
ご主人のご実家の分まで作られるなんて。。。

私も料理はアートだと思ってる方なので
盛り付けには、結構凝る方だったので
昔は、竹を切った小鉢や、杉や葉蘭の葉など
色々使って盛り付けたりしてましたが・・・
子供が出来てからは、手抜き主婦路線で。。。

私も、頑張った割には、あまり喜ばれないのに
疲れて、2~3回は百貨店のおせちを買って
済ませた事もありますが、溜まっていく重箱の
あまりの勿体無さに、手作り再開しました。
勿論すべて手作りではなく、買ってきたものも
合わせて詰め合わせてますが。。。

これからも、ROSEさんのお料理やジュエリー
楽しみにしておりますので、今年も宜しくお願いします。
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私がやらざるをえない理由は・・・ (ROSE POSY)
2009-01-04 20:06:13
chizさん、あけましておめでとうございます。
こちらこそどうぞよろしくお願いします。

>あまりの勿体無さに、手作り再開しました。

chizさん、えらいですよ~。きんとんも手作りなんてすごいです。あれはかなり面倒ですもの。お煮しめの里芋の”きのこ”のかわいらしいことといったら・・・。

ほんと、重箱はムダですよね。安っぽいプラスチックの重箱なんて要らないから、その分安くして欲しいと思います。(^^;

>おせちも、さぞやすごい物をとは思っていましたが・・・

お恥ずかしい・・・。そんなもんじゃございません。うちも、手作り+既製品ミックスですよ。品目数の多さで”敵”の目をくらまし、しかも、気づいたら自分自身が酒の肴にしたいものばっかり入ってるジコチュウなお重です。(笑)

>ご主人のご実家の分まで作られるなんて。。。

はい、ホンネをいうと面倒くさいのでやりたくないんですが・・・。料理は、姑よりも私のほうが得意なため、自然と私が台所担当になってしまいました。

私が鰹節でお汁の出汁をとっていたら、姑が不思議そうに『ROSEさんはコレ使わないの?』と差し出されたのが、化学調味料のインスタント粉末だし!!

その時、出汁用の鰹節(いわゆる、熟成させた本枯れと呼ばれる本物の鰹節)を持参していたのですが、『カツオブシくらいうちにもあるわよ。ほら。』と見せられたのは、スーパーによくある、パックの削り節。(あれは正確には鰹節と呼びません)
『これじゃ出汁はとれませんよ』、というと、姑は『へー?そうなの?私、出汁なんてとったことないから知らなかった。』と驚いていました。驚いたのはこっちですよ!!

そんなこんなですから、お雑煮ですら、結婚当初から私が作っており、嫁ぎ先の雑煮の味というものを知りません・・・。(^^;;
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