超個人ブログなタイトルになってしまいました。
ジュエリーブログ(+若干、ネコネタ)ですからね、あまり個人的なことは書きたくないのですが、ついつい調子に乗ってしまいました。
近所の公園です。
チャリで3分、といっても東京ではかなり広大。
桜の寿命は200年近くということで、桜名所となっております。
さて、ALLYさんに置かせていただいている私のジュエリーがここ最近、軒並み売れてしまい、ショーウィンドウに売るもんがないよー、次を作らなくては!!な状態に陥っています。購入していただいた方、ありがとうございます。私のような無名な者の作品にお金を出していただけるなんて、本当に天にも昇るような思いです。皆様に心から感謝し、深くお礼申し上げます。
私自身がびっくりしているのですが、手づくりで一生懸命心を込めて作った作品よりも、CADでサクっと作った作品が売れているようで、世の中はデジタル志向なのかなということを感じさせられております。
つい先日も、私のブログを見て、私のジュエリーをほしいという方がいらっしゃいました。それは幸いゴム型をとってありましてご提供できることと相成りましたが、いつも原型作ったあとでゴム型とるかどうか悩んでしまいます。
桜の蕾って、なんて愛らしいのでしょう。
今年に入ってからプライベートでいろんな辛いこと、たいへんなことがありまして、もうジュエリーの制作活動はムリ・・・と思っていたのですが、やはり大好きな制作の思いが断ち切れません。
CADモデリングは続けておりますが、私としてはいわば制作のツールというかインフラ的な(わかりやすくいうと”ヤスリ”的な)位置づけとなってしまい、自分の作りたい程度のものは出来るようになりましたわな~、ということで、いまさら、この先どうしようかしら・・・とCAD精進のモチベが下がりまくっていました。
先日、たまたま桜ジュエリーのCADモデリングをラバーグさんで切削造形していただいたついでに、校長先生がたまたまいらして、新しく導入した、Graver Machという洋彫りの機械を紹介していただき、先生にデモンストレーションをしていただきました。
すでに葉っぱもスタンバイ。
ブハ~~~!!!なんぢゃこりゃ~。おもしろすぎ!!
一気に火がついてしまいました。ほぇ~。
ラヴァーグジュエリースクールでは、その機械を使用する、『ハワイアンジュエリー』コースを開設したというのです。ハワイアン?ハワイ言ったことないし・・・、と思いつつも、その機械そのものに魅せられた私は、速攻で体験コースに申し込みまして、1時間ほど、ガリガリ銅版を削らせていただきました。
ああ、やめられない、とまらない。楽しい~!
私はそもそもラバーグの門をたたいたのは、”彫り留め(洋彫り)”を教えてもらいたかったからです。でもパヴェ風なんてCADで簡単に出来ちゃうよ~っていうことで、”あらそうですか”、とCADを学ぶことになった次第です。
でも、石留めするのはやはり職人さんです。本格的なパヴェセッティングは、某クラフトさんでイタリアから本場の職人さんを招聘しての体験講座を受けましたが、こりゃーとてもムリと思いました。洋彫り、自分でやりたいけど、手彫りでは道のりが遠すぎる・・・。タガネつくりから修業してたんじゃ、おばあさんになってまう!
ケヤキの新緑と桜のコントラストがbeautiful!
そして、ついに現れたGraver Mach!!力のいる部分は機械が担当してくれるので、人はグレーバーのコントロールだけすればいいのです。うっひょ~、そういう素晴らしい道具があったんですか。(かなり昔からあったみたいです。)
というわけで、私、またしてもスクーリング再開です。
ハワイアンジュエリー、私は北海道育ちのため泳ぐ方法も分からず、南国リゾートが苦手でして、要するにハワイに行ったことがないわけなので、個人的にはハワイに関してはセンチメンタルな部分はないのですが、その独特の文様の美しさは大変気に入っています。なぜ、貴金属が採れないハワイで、ハワイアンジュエリーが生まれたのでしょうね。この際、ハワイから発祥した芸術について、勉強してみたいと思っています。
ハワイアンだけでなく、この洋彫りマシンでカリグラフィー文字や花文字を彫れるようになったらいいなとか、和文様やオリジナルの文様などなど、夢が無限に拡がります。ただし、CADと違って、手先の器用・不器用に影響してきますので、果たしてどうなることやら・・・・。
今後のROSE POSYのワークショップは、CADでベースを基本造形しておいて、そこに彫りを入れてく、みたいなことになりそうです。わたし、こんな楽しちゃっていいんでしょうか?!
『半年もあれば何とかなります』、、、か。(笑)私もそうなれるとよいのですが。。。
その名人さん、お人が出来ていらっしゃいますね。
先日のことなのですが、MKO先生のおっしゃるように、直販している限り、どのような職業の方でも”営業力”あるいは”マーケティング力”は必要と思える場面に出会いました。
あるデパートの催事場で江戸伝統工芸展というイベントをやっていて、人だかりになっているブースがいくつかありました。中でも”タワシ”売り場は大人気で、職人さんの売り口上が面白く、お客さんが立ち止まって話に聞き入り、誰かが買い出すと我も我もと、”タワシ”や”ささら”を買っていました。それは寅さんの”がまの油売り”さながらの世界でした。
タワシなんて100円ショップで買えそうなものを、わざわざデパートで500円も1000円も出して買ってしまうの??一番売れていたのは、体を洗うタワシでした。タワシの刺激で血行や新陳代謝が良くなり、体が丈夫になり、ダイエットにも効果的、ということらしく、ご年配の人達が洗い方の説明を真剣に聞き入り、争って買っていました。
その人は品物の出来だの品質だのといった蘊蓄やごたくを並べていたわけではありません。
どうみても見た目はただのタワシなんですが、その人の言葉にかかると何か特別なものように見えてしまうんでしょうね。
一方、黙りこくって作業に没頭してる職人さんのブースは人が寄りつかず閑古鳥でした。いくら品物が素晴らしいものでも、その態度では、お客は寄りつかないですよね。
”必要のないものをほしい気持ちにさせる”、まさにそれが営業力であり、ビジネスの世界では、商品自身の持つ魅力だけでなく、売る人の提案力も大切なのだとと感じました。
↓のお人をつかまえて、、
http://item.rakuten.co.jp/at-shun/c/0000000224/
「あ~。。彫りっすか?下絵は、レーザーマーカーで、転写して、、鏨は、鏨研磨機。。彫りは、専用の機械有るので、、後は、どう彫るかだけの問題なので、、半年も有れば、、何とか成りますって、、ば。。」
等と後から考えると「どえりゃー海老ふりゃー」でした。。<何の事?。。あはは。。
しかし、、この名人さんも「仰るやり方で、何とか成りそうですね。。」等と仰ってまして(笑)、流石に名人級の人とも成ると、、人間も練れていると感心しましたが、、その後に「これからの職人は、技術とかよりも営業力が大事かと・・」と言うと、、
「営業って・・・」と絶句されちゃいまして、、いやはや。。
(^^♪
切り口のあのキラっとした彫り独特のシャープな輝きはWAXやCADでは出せないですよね。
機械が彫ってくれるとはいっても、人の手で刃先を微妙にコントロールしなければいけないので、完全に機械化されていないところが、手作りの醍醐味でしょうね。難しそうですが頑張ってみます。何事もとりあえずやってみなければ、できるかどうかわからないですもの・・・。
彫り系だけは、やはり鏨作りで挫折して、鏨使うのは伏せ込みだけ
昔勤めてた工場の職長は洋彫りの職人さんで
和彫りの彫り留とは全然違う仕上がりのパヴェに感動し
外注の彫り師さんの、和彫りでのイニシャルや唐草にも
こんなのが彫れたらなあと感動した覚えがあります。
機械の力を借りて、自分のイメージどおりのものが
彫れるのなら素晴らしい事ですね。
ROSE POSYさんの、新しいコラボジュエリーに期待しています。