クリスタルビーズジュエリー講座1級、いよいよ終盤です。
きっかけ
2級作品(1) 2級作品(2)
1級作品(1) 1級作品(2)
この講座で唯一、ワイヤーを使用した課題です。ワイヤー作品はこれまでいろいろと作ってきましたが、ワイヤーでリングを作るのは初めてです。
右側が提出課題、左側は復習のためにビーズを買い足して作った作品。
要領は、テグス編みとほぼ同じですが、ワイヤーなのでさらにしっかりとした安定感のアル作品が出来ます。編んでいくと自然と甲丸リングの形になりました。ワイヤーだと、成形後に気になるちょっとした歪みなども微調整でき、テグスよりも形良く仕上げることができます。
甲丸リング、なかなか迫力があります。 今度は、パールや天然石で作ってみようかな。
そして、いよいよ習得したさまざまな技法の総合復習となる、コース中で最も大型の作品に取り掛かります。テグス編み、ピン曲げ、ナイロンコートワイヤーのテクニックの組み合わせで、なかなか作り甲斐がありましたよ。
大珠を使ったロングのグラデーションネックレスです。首にかかる部分は革の編みコードなので、軽さとカジュアル感が加わり、また金属アレルギーの人でも安心して着用できます。
ビーズ1つ1つに菊座をかぶせた姿がどんぐりのようでかわいいですね。この季節にぴったりな色合いです。
いわゆる、Beaded Beads、ビーズでつくるパーツが入っています。メタリックなビーズで大きな輪をつくり、さらにチェーンでつなげて、全体のアクセントにしています。色だけでなく、いろいろなパーツを組み合わせるアイデアもとても勉強になります。
この作品のポイントは、ナイロンコートワイヤーの最後の端の始末でした。緩みなく、かつ引き締めすぎずがコツですが、重みが加わるロングネックレスになるとこれが意外に扱いが難しかったです。
最後のお題は、シャワー台を使った作品。シャワー台も馴染みのある金具ですが、綺麗に仕上げるコツをしっかり学びたいところです。
自習課題は、シャワー台付きのポストを使ったピアスです。
(チェーンのチャームは、私がつけ足しました。チェーン部分は本体から着脱可能の2Way仕様です。)
なかなか可愛くできました。(自画自賛)
最後の提出課題は、シャワーつきのリング金具を使った天然石の指輪でした。
セットに同梱されている天然石のさざれ、制作に必要なぎりぎりの数しか入っていませんでしたが、穴の位置が極端に端に寄っていたり、石が割れていたりと不良な石が混じっていて困難を極めました。
石が小さいので、ピン曲げも扱いづらい。(これは私の問題)
丸いドーム状に仕上がっているのが理想ですが、ちょっといびつになってしまいました。案の定、先生の採点も厳しかったです。一応不合格とはならなかったですが、後日、復習しなければと思います。
不安な気持ちのまま提出すること1ヶ月・・・・。待ちに待った最終課題の添削結果が戻ってきました。先生から指摘されたところはいくつかありましたが、いちおう最後の課題も合格し、1級も無事修了となりました。
作品のチェックと採点、講評レポートの作成には相当時間をかけていただいており、丁寧に指導していただきました。自分では気づかなかった悪い癖やいい加減に作業していたところが明らかになり、確実にスキルアップしたように思います。
2級、1級で、だいたい6ヶ月ぐらいで修了しました。通信なので添削が往復する時間がかかりますが、戻ってくるまでの間は、練習課題や自習課題、自分で材料を買ってレシピを復習したり、色違いや素材違いでアレンジ作品を楽しんだりと、充実した時間を過ごせました。
以上で、クリスタルビーズジュエリー講座2級、1級の受講レポートを終わります。
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<後記>
数ヵ月後、英国のピアソン社が発行した、「Crystal Beads Artist Professional」という称号を冠する英語の立派な証書が送られてきました。「プロとして通用する技術を習得した証」と謳っていますが、”修了証”、といった程度のものでしょうか。
それでも、プロの方による厳しい基準に沿った実技課題の採点の結果、合格できたので、自分の中にさらなる自信がつきました。”お免状”をいただく機会なんて何十年ぶり。「よくがんばりました」と褒めてもらったようで、いくつになっても嬉しいものです。(笑)