先日、デスクの引き出しを整理していたら、もらったのか買ったのか、入手時期もさだかではないベネチアングラスのビー玉が出てきました。直径が10mmくらいあります。きれいなラズベリーのような色合いで、細かい銀色の箔が渦巻状に模様を描いています。
たった1個をどうしたものか・・・。
ベネチアングラスは、小さくても1つ1つが熟練した職人さんの手作りですから、この小さな作品をぞんざいにすることなく、アクセサリーを作ってみることにしました。
今回は、この球をパーツ化するのに、スクエア・ワイヤーを使ってみました。通常のワイヤーは切り口が円状ですが、このワイヤーは正方形をしています。
以前買った英語のワイヤーラッピングの本には、ワイヤーや石を巻くのはスクエアワイヤーのほうが向いているとありました。スクエアのほうがラウンドワイヤーより接触面が大きくなるので、固定しやすいのだそうです。
”かご”(ケイジ)と呼ばれるこの巻き方、とても簡単ですが、しっかりしていて、穴がない石もこのようにジュエリーパーツとして使うことができます。
ガラスが比較的重いので、他のパーツは軽量なパール、さんご、ワイヤーのお花にしました。
パーツもりだくさんなストラップです。