つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

水無月散策、津幡町。

2022年06月11日 20時30分00秒 | 自然
           
6月の異名は「水無月(みなづき)」。
水無月の「無」は「の」にあたる連体助詞。
すなわち意味合いは「水の月」となる。
--- という話は、確か以前にも書いたと思う。

ここ北陸・津幡町は入梅間近。
日を追うごとに空の雲量が増えている印象だ。
               


津幡中央銀座商店街のワンコディスプレイは、
カエルのレインコートを羽織り、すっかり雨支度。
一方で、彼らの背後にはてるてる坊主が下がる。
雨は天からの恵み。
歓迎すべき現象なのだが、多すぎる雨は困りもの。
ほどほどを願う気持ちの現れだと推測する。



この時季を象徴する花の1つは、紫陽花だろうか。

紫陽花や きのふの誠 けふの嘘 - 正岡子規

紫陽花の花の色が一定ではなく、時期とともに変化するのは有名な話。
移り気な様子を人心の機微に例えたものと考えられる。
言いえて妙。
人間関係を良好に保ち続けるのは簡単ではないかもしれない。
自分自身も含め、人は容易に感情に支配される。
常に冷静さを失わないようにしたいものだ。



イロハモミジは赤い実を付けている。
ブーメランのような形状のそれは「翼果(よくか)」。
4月に花が咲き初夏に果実をつけ、数か月かけて熟成。
やがて風にのって回りながら飛んでゆく。
葉が紅く染まり、落葉する頃を待っているのだ。



--- とある水路で、首と手足を伸ばして移動する「鼈(すっぽん)」に遭遇。
イシガメやミシシッピアカミミガメは、度々見かけるが、
コイツはなかなか珍しい。
しかも、なかなかのビッグサイズである。

少し検索してみたら、その概要はこんな感じ。

<分布:ベトナム南部から中国大陸沿岸部、台湾、ロシア極東地域、日本。
    国内では本州以南、島嶼部では壱岐・五島列島。
 形態:背甲長は最大で40センチ程度。
    甲羅は扁平で柔らかな皮膚に覆われている。
    咬合力が強い。
 食性:肉食性(貝類、昆虫類、両生類、魚類など)
 生息域:河川、池、湖沼。>
 
喰らいついたら離さないといわれるすっぽん。
こんなのに嚙みつかれでもしたら、さぞ痛いだろう。
                   

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