つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

小品、雪。

2023年12月22日 20時24分24秒 | 日記
                           
「日本海寒帯気団収束帯(Japan sea Polar air mass Convergence Zone)」。
「JPCZ」の呼称を耳にし始めたのは、ここ数年のことと記憶している。

これは、冬季に日本海で形成される長さ1,000km程度に亘る気団の収束帯のこと。
朝鮮半島や中国大陸の高い山々を避けるように吹く風がぶつかることで雲が急速に発達。
低気圧を発生させることもあるという。
その冷たい空気の塊が、今(2023/12/22)わが津幡町にも大挙襲来している。



--- 正直、過ごし辛くはあるのだが美しい。
--- と言うと不謹慎だろうか?
厚い雲に遮られ地に届く光の量が減ると、色彩が失われてゆく。
光を吸収する黒が幅を利かせる中で、光を反射する白が目立ちはじめる様相は、
あたかも「水墨画」のよう。





墨の濃淡を利用して描いた絵画は、
色彩のバリエーションこそ少ないものの諧調深く表情豊か。
それに似た世界は、やはり趣きがある。

九州~四国~山陰~北陸~東北~北海道と、
広い範囲で顕著な積雪が見受けられる日本列島。
クリスマスは日本海側を中心にして雪景色になりそうだ。
まあ美しくはあるのだが、積雪量は程々に願いたい。




                      
コメント
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