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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

波状攻撃、継続中。

2021年01月09日 10時34分45秒 | 自然
     
ニュース等で既報のとおり、北陸は大雪に見舞われている。
わが津幡町も、一昨日夜半から降り始めた雪が止まない。
局地的な差異はあるだろうが、市街地は積雪推定30センチ程度か。
だが、石川県はまだマシな方だ。



東北・秋田は災害レベル。
雪に縁の薄い九州・長崎は、さぞ苦労多いと察する。
隣県に目を向けると、境を接する富山が深刻な状況だ。
35年ぶりに積雪が1メートルに達した富山市は、
車の立ち往生や電車の運転見合わせなど、交通機関の乱れが発生した。
今後、数日は北陸を中心に雪が強まり、
24時間降雪量は多いところで100cmも在り得るという。



北陸に大雪をもたらしたのは「日本海寒帯気団 収束帯」。
大陸から南下してくる寒気が、北朝鮮の「白頭山」あたりで一旦2方向に分断され、
再びぶつかり合う(収束する)ことで雪雲が発達。
日本海から湿気をたっぷり吸い上げつつ、帯状になって次々と侵入してきて、
大量の雪の爆弾を降らせる。

この波状攻撃現出の要因の一つが、太平洋の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」だ。

乱暴に言えば、太平洋赤道域の海水温が西で高く、東で低くなる事。
温かい海水が立ち昇る「大規模な上昇気流」が、
大陸から日本付近を流れる「偏西風」に影響を与え、
冷たくて乾燥した「シベリア高気圧」を強くする。
すると、日本列島上空に寒気が流れ込む展開だ。

気象は、地球規模で連動している。



そして、地球規模で連動しているのは、気象だけではない。

断末魔の米大統領をめぐる混乱の波は、やがて日本に打ち寄せる。
冬を迎えた北半球で猛威を振るう新型コロナの波状攻撃は、日本を飲み込もうとしている。
コメント (4)
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