津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回の話題も1本のみ。
【令和参年壱月参日の津幡町。】
北陸の年越し寒波は、ひと心地。
1月3日午後現在、晴れ間も覗くようになった。
とは言え、路面は雪が残り散歩は叶わない。
今朝、用事ついでにご近所を車で散策してみた。
津幡駅ホーム越しに見える山。
木々はすっかり雪化粧していた。
眺めている分には美しいが、人があの場に身を置けば10分といられないだろう。
しかし、鳥、ウサギやキツネ、タヌキなど、
多くの動物たちが動き回っているはず。
野性は逞しいのである。
街路樹の枝には氷がびっしり。
樹氷とまではいかないが、さぞ冷たいだろう。
しかし、もちろん木は生きている。
植物は、凍っても生きられる仕組みを備えている。
体内に氷ができても「細胞の中に氷を作らない」のだ。
細胞外に氷ができると、細胞内の水が氷の結晶へひきつけられていく。
細胞内は脱水状態となるので凍りにくくなるという訳だ。
自然の驚異には、目を見張るのである。
僕が暮らす街の鎮守「住吉神社」。
田舎の小さな神社に「密」は無縁、安心して初詣が出来た。
しかし、多少の影響はある。
例年参拝者が密集する神社では、参拝日の分散を呼びかけたり、
お神酒の振る舞い中止、鈴緒の取り外し、手水舎閉鎖などの対策を行っていると聞く。
何かと大変なのである。
幸多きを願い、境内のご神木におみくじが結ばれていた。
<津幡短信 vol.84>