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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の名残雪。

2011年02月25日 07時56分14秒 | 日記
きのう19℃まで気温が上り、4月下旬並みの陽気となった津幡町。
すっかり春めいてきたが、まだあちこちに冬の名残がある。
例えば「今日の一枚」…弘願寺裏の雪の山だ。

一般の家屋の比ではない甍の大屋根。
そこから滑り落ちた雪の量も大規模。
地上から数メートルの高さまで積み上がり、眩しい陽射しを浴びて輝いていた。
また、写真を撮影した地点だけでなく、周囲の道にも沢山の雪が残り、
寺院一帯は、恰も春を拒んでいるかのよう。
しかし、お陰で人影は見当たらず、時間がひっそりと流れていた。

風はなく、聞こえるのは遠くの道を走る自動車の走行音やクラクションくらい。
それもほんの時折だ。
ポカポカと暖かく静かな雰囲気の中、愛犬のリードを握りつつ、
土の見える場所を選びながらゆっくり歩いていると…
突然!バタバタバタッ!と、大きな音が。
ハッとして視線を移す。

そこには、川面から一斉に飛び立つ鴨の群れ。
慌ててシャッターを切る。
人の通らない残雪エリアは、野鳥たちの楽園だったのだ。

鳥からすれば、僕は招かれざる侵入者。
こちらは鳥に対してまったくの無警戒。
予期せぬ遭遇で、お互いが驚く結果になった。
季節の変わり目の散歩風景である。

<追記>
ニュージーランド・クライストチャーチの大地震で、
津幡町・太田出身の男性が行方不明との報を聞いた。
他にも、北陸からの多くの留学生が被災している…。
現地の状況は刻一刻と厳しくなってゆくが、
奇跡の救出を望むばかりだ。
予期せぬ自然災害の恐ろしさを、改めて実感している。
コメント
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