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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡に咲く神秘の花。

2010年10月17日 11時09分34秒 | 草花
きのうの散歩は「倉見」まで足を延ばした。
所要時間は2時間半、距離は7キロといったところか。
その遠征で、初めて鑑賞できたのが「今日の一枚」…
「祐閑寺名月(ゆうかんじめいげつ)」という椿である。

普通、椿の花の季節は冬から春。
木偏に春と書くことからも分かるように、俳句では春の季語だが、
今はまだ冬にもなっていない10月半ば。
この早咲きの品種について、津幡町のHPに掲載があった。

『推定樹齢 150年、ごく早咲きの一重白ツバキで
 仲秋の名月の頃に開花するのでこの呼び名がある。
 開花期は9月末から翌年4月までと長く、初期の花は茶人から愛好されている。
 祐閑寺名月椿保存会が設立されており、
 毎年4月の第1日曜~月曜日に、町内の椿を一堂に集めた椿展を開催している。
 また、八幡神社にはヤブツバキの老木があり、
 付近には深紅の花をつける専修庵椿(ユキツバキ)もある。』
(津幡町HPより、原文ママ)

昭和56年(1981年)、津幡町の文化財に指定された銘木の出自について
ネットで調べてみたのだが、園芸品種ではない原木らしいという以外、謎。
何故、津幡町の山間を選んで根を張ったのだろうか…?
ここの他は、世界のどこにも咲いていない白い花。
そう考えると可憐な美しさの中に、ロマンや神秘を感じる。
コメント
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