こんな落語の小噺。江戸に遊びに来てた商人がお供に言った。
「あちこち見物に行くが、同じ建物が多い。宿屋の目印を覚えておく様に」と。
そして、帰ろうとしたが宿屋がなかなか見つからない。
「いったい何を目印にしたのだ」「へえー屋根にカラスが止まってた筈ですが」
何を学ぶ事が出来るでしょう。状況は変化する。頼りにならない物をあてに
してはならないという事です。では、何を頼りにーーーーー。
其れは何にも揺るがない不動の我が心です。こんな言葉があります。
「心の師とはなるとも心を師とせざれ」と。
動かぬ我が一念の道を歩いていきたいものです。!