「サワラ」と聞くと西京漬を思います。でも、木の名前でもあるそうです。
軽くて柔らかいサワラは、おひつ、湯船に使われて来たという事です。
漢字では「椹」難しい字ですね。ある製材業を営む方がサワラで棺を
作れないかと考えました。木棺市場は中国産がほとんどです。
彼は国産制作に意欲を燃やしました。地元の木に抱かれ旅立てるなら
喜びも有ると考えたのです。埼玉県秩父では「木育」に力を入れて居るそうです。
地元の材木で赤ちゃんのオモチャを。生まれてすぐ木に触れる活動を
「ウッドスタート」終末を迎えるのは「ウッドエンド」
サワラに迎えられ、サワラで終わるのです。なんと、豊かな事でしよう。