北海道にある馬主クラブ。此処で働いているのが、かって競馬のジョッキ-として
華々しい活躍をした「石山茂」さん。しかし、落馬の事故で総てを失った。
脳も記憶喪失と。行き場を失って辿り着いたのが〝此処”
そこに、やはり処分寸前で助けられた1頭の馬が辿り着いていた。
お互いに同じ体験を歩いて来たもの同士。
馬と人間でも、心の距離が縮まるのに時間はかからなかった。
人馬一体となって次なる目標に向かった。
「全国馬術障害大会」”競馬”と”馬術”は180度違う。
しかし、彼は馬と共に練習の日を重ねて臨んだ。
結果は思わしくなかったが、歩んだ日々が彼に生きる力を与えた。
次なる目標-------馬に乘った彼の笑顔がすがすがしい。