ヒマラヤ山系の東端の小国ブ-タンから過日、国王ご夫妻が
日本に来て下さった。
映像で観るブ-タンの国は信号機は無く、総て警官の交通整理。
そして国民は義務として民族衣装を着る事。
住宅の高さも制限、心のより所の宗教はチベット仏教でそれが国教。
ブ-タンは伝統文化を護りながら”GNH”(グロス ナショナル ハッピネス)
(国民総幸福)を国の柱とした。GPN(国民総生産力)には関心なく
医療費、学費も無料、教育こそ幸福に暮らすために重要な事と。
経済に走り文化が偽者になった多くの国を見たからと。
文化を失えば”アイデンティティ”を失ない幸福を失っていくのです。
経済と文化の大切さはバランスだという。まさしく”ロマン”と”ソロバン”。
この”GNH”の考え方が2010年の国連サミットに発表され68ヶ国の承認を
得て受け入れられた。
日本もこの”GNH”の考え方を参考にするべきでしょう。
そして、国民の笑顔が何より大切だと考える指導者が現われる事を願いたい。