花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

源氏物語の 玉鬘

2024年06月17日 09時30分00秒 | ばら     
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淡ピンクの、コロコロとした可愛らしいカップ咲きのバラ、
タマカズラ(玉鬘)Tamakazura (Climbing Polyantha)。

中之条ではアーチのトンネルで大きな房咲きになり、見ごた
えがありました。咲き進むと白に近くなり、また低温時には
ピンクが濃くなるそうです。ほぼ無香性です。
弱い返り咲き性で、秋はどうでしょうか。

作出者 日本 河合伸志 2015年。

Wikipedia によると、「玉鬘」は『源氏物語』の巻名のひとつで第22帖。頭中将と夕顔の娘・玉鬘を中心に描かれた巻。巻名は光源氏が詠んだ和歌にちなむ。

   恋ひわたる身はそれなれど玉かづら
        いかなる筋を尋ね来つらむ

恋しいと思い続けてきた私だけれど、玉蔓はいったいどのような縁で訪ね来たのであろうか。なんと不思議な運命だろう、という光源氏の驚きの気持ちが表れています。(現代語訳参照 :「古典の改め」 源氏物語)

夕顔は「源氏と出逢い、逢瀬の途中に不慮の死を遂げる。しかし乳母たちにはそのことは知らされず、玉鬘は乳母に連れられて九州へ流れる。そこで美しく成長し、土着の豪族大夫監の熱心な求愛を受けるが、これを拒んで都へ上京。長谷寺参詣の途上で偶然にも夕顔の侍女だった右近に再会、その紹介で源氏の邸宅・六条院に養女として引き取られる事となった。」

「玉鬘」とは毛髪の美称。髪は自分の意に反して伸び続ける事から、文学では古来「どうにもならない事」「運命」を象徴する。『源氏物語』に登場する玉鬘も数奇な運命と自らの美しさが引き起こす騒動に翻弄され続けた女性である。」
  (群馬県中之条町 中之条ガーデンズ 2024年6月6日)


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