花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

地生えの シュンラン (春蘭)

2009年03月25日 06時00分01秒 | らん    
神代植物公園の野草園で初めて見つけた、緑色をしたシュンラン (春蘭)。
梅と桜の端境期の、わずかな間だけ見ることができるようです。
地生えなので、うまくクローズアップすることができませんでした。

Yahoo百科事典 シュンラン の項によると、 
「学名:Cymbidium goeringii Reichb. f.  ラン科の多年生地上ランで、
東洋ランの1種。春の花として、ホクロ、ジジババなどの呼び名で親しまれた
山草であるが、江戸時代の初期には栽培下にあり、『花壇綱目』 (1664成立)
には、栽培法とともに赤花が載る。」 とのことで、現代では白色花系の
源氏香(げんじこう)、赤色花系の平氏香(へいしこう)に大別されるほか、
多くの園芸品種があるそうです。

『花壇綱目』 というのは花壇という言葉の嚆矢になった本ですね。

また Wikipedia 日本版 シュンラン の項を要約すると、
「単子葉植物ラン科シュンラン属の蘭。土壌中に根を広げる地生蘭の代表的な
もので、日本各地によく見られる野生蘭の一種である。 完熟種子には強い
撥水性があり、洋ランと同様の手法で培地に播いてもほとんど発芽せず、種子
から開花まで5年以上、10年以上かかる場合もあることなどから、交配育種に
よる園芸化はあまり進んでいない。園芸品として流通しているものは、野生
採集個体 (を育てて株分けしたもの) が主流である。
ただし近年は (発芽・育苗法の開発により) 人工交配苗の流通量が増えてきて
おり、人工交配苗も園芸ジャンルの日本春蘭として認める方向に動きつつある。」 
とのことです。

長い歴史があるからこそ、野生かどうかにこだわる人も少なくないようです。
私は、遺伝子操作などの技術を使うのでなく、発芽させる技法や生育を促進する
方法の開発などで品種開発が進むことは、問題ないと思います。
       (東京都調布市 神代植物公園 090321)
       
               
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