夏が終わり、下草が刈られて足元すっきりで撮影が可能となった近鉄名古屋線沿線の定番撮影地。長らく曇天が続いていたのであるが
この日は快晴!そして白塚行き普通列車に1000系が充当された。1000系は今や近鉄列車の中でも最古参の部類に入る。
昨年までコンタクト会社のラッピングが施されていたが、今年は近鉄普通車カラーに戻されている。3連の前パン編成は意外と希少な存在である様だが、
やはり前パンの魅力はそこはかとなく深い。
裾絞りが無い質実貢献なボディーデザインは重みがあり、私の好みの一つである。
[Photo-DATA]
近鉄1000系 T07編成(桑名-近鉄四日市) / 2016-10
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1250, F8,24mm(trim.)
近鉄とは異なりアルミ車体も導入している名鉄。しかしまだまだ名鉄スカーレットを纏った赤電は元気に本線にて活躍中。
秋らしい雲と夕日ギラリが写りこんだスカーレットは何ともいえない温かみを感じさせてくれる。
黄味を帯びた赤の事をスカーレットと呼ぶ。和名では緋色。正に太陽の黄色が溶け込んだ名鉄スカーレットの真骨頂である。
名鉄はやっぱりいつでも真っ赤でいて欲しいと願って止まない。
名鉄6500系 2次車 名鉄名古屋本線(新安城-宇頭) / 2016-09
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO800, 1/1250,F6.3,35mm(trim.)
こちらも塗色変更が進んでいる名鉄パノラマSuperこと1000系+1200系。 4年をかけて全編成更新工事を受けるとの事で、今回写真の従来塗色が
見られるのもそう長くはなさそう。と言う事で、久々に撮影してみた。1000系は必ず1200系との併結運転されるので、パノラマ車は必ず豊橋方面となる。
この事により撮影時間と撮影場所に限りがあるのが非常に難点である。
しかし今回は光線的には逆光アングルなのであるが、日没直前の夕日に照らされると、なかなか美しい写真に仕上がった。
逆光で面潰れとなってしまうかと思われた正面は、見事にライトとヘッドマークが点灯して浮かび上がってくれた。
名鉄1000系+1200系 ”パノラマSuper” 名鉄名古屋本線(新安城-宇頭) / 2016-09
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO800, 1/1250,F6.3,35mm(trim.)
近鉄特急の世代交代が始まろうとしている。新型特急が増備されるわけではないが、22000系列のリニューアルがなされ、ビスタ含めた塗色変更も進みつつある。
そんな中、更新工事を請けずに姿を消す事が決まっているのがスナックカーこと12200系である。近鉄特急の顔として長らく活躍してきた12200系。
伝統の近鉄特急カラーを纏い疾走する姿は、近鉄特急の王道である。近鉄特急はライナー車輌以外は型式統一なく併結運転されるのが常であるため、
同一形式でそろった編成を見る事のほうが貴重である。去り行く12200系の純血編成を何とか記録に留めたいと、ここに通っていたわけであるが、
運行の予想が難しく、とにかく足で稼ぐしか術がなかったのである。そしてこの日ようやく12200系8連の勇士を記録に残す事が叶った。
重厚かつ爽快なイメージカラーが消滅してしまうのは寂しい限りである。
[Photo-DATA]
近鉄12200系 スナックカー(桑名-近鉄四日市) / 2016-09
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1000, F9,25mm(trim.)
実りの秋、台風被害を避けてか、例年になく早めに刈り取りが行われているように感じる今年の稲作。安城のこの地はかろうじて線路脇の水田に
まだ稲穂が残っていた。名鉄赤電車と稲穂と青空のコントラスト。これが撮りたくてこの地までやってきた。このところ急激に涼しくなって大気が不安定なのか
空が青ではなく妙な水色をしているのが気になる、、、本当はもう少しスカッとした青空での撮影をしたかったのであるが。
名鉄6000系10次車+6800系3次車 名鉄名古屋本線(宇頭-新安城) / 2016-09
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO800, 1/1250,F8,33mm(trim.)
ゴールデンウィークに水田水鏡の写真を撮ったこの場所、稲穂が実をつけ始めたらまた来ようと思ってやってきたのであるが、
なんと線路際の雑草の生長が著しく、列車の足周りが隠れてしまう状態に。お気に入りのアングルでは撮影が出来ない事がわかった。
場所を変えてどうにかわずかに雑草がかぶる程度に収められるピンポイントを探し出しての撮影となった。
もう少し側面から撮れる場所でないと、寸詰まり感のある写真になってしまうのであるが、、、、
[Photo-DATA]
近鉄21020系 アーバンライナーnext (桑名-近鉄四日市) / 2016-08
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1250, F8,24mm(trim.)
いつでも撮れると思っていたので、意外とまともに写真を撮っていなかった近鉄22600系。この車種も当然ながらリニューアルカラーに変更対象なのであるが
コンセプトデザイン画の対象になったのにもかかわらず、リニューアルは一番最後のようで、22000系から着手され、いまはビスタやサニーカーが
カラーリング変更対象になっている。よってタイトルのように騒ぎ立てるのは時期尚早で、この形式のカラーリング変更はまだ先の事なのかもしれない。
しかしいづれにせよ、この正統派カラーが見られなくなるのはそう遠くはない事に変わりはなく、撮れる時に撮っておかなければならない。
[Photo-DATA]
近鉄22600系+22000系 (桑名-近鉄四日市) / 2016-08
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1250, F8,24mm