怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

赤カブの酢漬け作り

2012年08月12日 | 義母
台所に行くと、義母が赤カブ入りのバケツと格闘していた。
「ちょっと味見してみて」と頼まれた。
いろいろなドイツ料理の味見をしばしば要求されるのだが、私にとって新しいここの食べ物だから私の言うことなど当てにならないのではないか。「新しい」と表現したが、そろそろ言い難いか?今年12月にはドイツ生活&同居丸五年になるのだから。
薄切りにした赤カブに砂糖・塩・酢などを混ぜる。最初から見ていないので、赤カブを加熱したのかどうか不明。
え、ちゃんと取材しろよって??はい、すみません・・・

味が調ったところで義母はバケツをひょいと持ち上げ、地下室へ降りていった。
あのバケツの赤カブの量、そんなに軽いとは思えないのだが・・・と私はいぶかしく思いながらあわてて付いていった。

空き瓶に調味赤カブを詰める風景。
「蓋から1センチ下まで入れるのよ」と義母。そっか、いつかは私の仕事かい?
ビンは熱湯消毒などすることなく、普通に洗って乾かしただけのもの。すでに何年も赤カブ瓶詰めに使われている。

「赤カブ栽培は今年で止めることにした」と義母。「ふうん・・・」と私。
「今年で終わり」はいろいろな物事で何度も義母の口から出たが、実際にやらなくなったことはほとんどない。

これはスーパーの広告から。一ビン100円以下で買えるのだから、買ったほうが絶対安い。
赤カブの種を買って、種まいて水やって・・・掘り起こして洗って切って・・・手間を考えたら気が遠くなる。
それでも、作っちゃうのは、庭仕事が大好きな彼女だからだろうな。私にとっては、自家製の方が数倍おいしいのでずっと作り続けてもらいたいのだけど。
でも89セントは魅力的。別居したら買っちゃうだろうな。