リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

98. ニュルンベルクのクリスマスマルクト

2017年06月01日 | 旅行

2016年・ドイツ14回目の旅 No.54


      

              職人村で見た素敵なガラス工芸                           愉快な卵の白味取り


  ◆12月3日(土) 歴史あるクリスマスマルクト  12172歩

  今日はニュルンベルクまで足を伸ばします。歴史のあるクリスマスマルクトとして有名ですから。皆が目覚めた段階で列車を決めようと思っていましたが、9時のバスに乗れそうだということで急ぎ支度をして出かけました。
 外は真っ白。雪が降ったわけではなく、霜のようです。キンキンに冷えていました。列車はほぼ満席でケース入りのビールを持ち込んで騒いでいるグループもあり、賑やかでした。


                  

         職人村のシンボルの塔                  とても興味深い陶器のお店


 ニュルンベルクには11時頃到着。駅の近くにある職人村に入りました。ここは工芸家が作品を売っている村で、二人とも興味津々。初めてのグリューワインも体験してみましたが、案外あっさりしていて酔いませんでした。前頁の写真はガラス工芸と陶器の「卵の白味取り」です。卵を割って入れると白味だけ口からこぼれ出るのです。この陶器店で二人は気に入ったお鍋を見付け、帰る前に寄ろうということになりました。割れ物を持って長い時間歩くのは大変ですからね。


            

   あまりにも美しく並べられた果物に思わず「写真を撮っても良いですか?」と聞くと、「Bitte, bitte!(どうぞ、どうぞ)」と女主人。どこにいるかわかりますか?         


 その後、ロレンツ教会、お城の展望台、おもちゃ博物館、マルクト広場という流れでニュルンベルクの観光。展望台では高い塔に登る二人を待って私はベンチで一休み。やはり若い人は元気です。おもちゃ博物館では以前奈々子と大変細かくて精巧なドールハウスに感銘を受けたので、それをもう一度見ようと入りました。きっと十亀さんも興味を持つだろうと思ったのですが、割と淡々と見ていました。


       

         行きは明るく、サンタさんがのんびりアコーディオンを演奏していましたが、帰りはこんなに暗く、ますます人出が多くなっていました。


 マルクトではたくさんのヒュッテを見て、ニュルンベルクソーセージを食べ、喉が渇いてカフェに入り、5時半には職人村に戻りたいのでマルクトの外を回って急ぎました。人が多くて大変なのです。奈々子は「もっとゆっくり歩こうよ」と不満そうでしたが。暗くなってからのマルクトをあまり見られなかったのが物足りなかったかもしれません。でも急いだおかげで無事にお鍋をゲット。

  帰りの列車はたくさんの人が待っていてホームにあふれんばかり。列車の一番後ろの車両位置でスタンバイし、ボックス席を確保することができました。十亀さんは昨日に引き続き、座ってじきに船をこぎ始めました。初めての外国旅行であちこち朝早くから引き回してしまって申し訳ない気持ちです。明日は二人でヴュルツブルクをゆっくり観光してもらうので、バス停からの帰り道の復習をしながらアパートに戻りました。私は後ろから付いていったのですが、二人は2日目にしてしっかり近道が頭に入っているのに驚きました。1週間近く迷子になっていた私は何なのかしら?

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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