梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

韓国化もほどほどに

2017-08-22 15:28:19 | 日記
  KARAだAPRILだと書いて来て、しまいにはLOVELYZ(正確にはLOVELYZ8というのが正しいようでが、)そんな私が最近とても危惧していることがあります。それは、日本において乱立するグループが、男女を問わずKPOPの後追いをしているようにしか見えないことです。最近はボーイズ・グループも韓国の若者っぽく前髪を眉毛のところまで伸ばして垂らす髪型が増えて来ました。私は個人的にこの髪型が大嫌いなのですが、それはそれとして、ここまで韓国のまねっこをされると、少々情けなくなります。

  音楽について詳しい訳ではありませんが、曲調もなんとなくKPOPっぽい傾向が感じられます。そこには日本人としてのプライドとか、日本文化の一翼をになっているという自覚などが感じられず、何とかして受けたいというさもしい根性が見え隠れして不愉快になります。その内コンサートのMCにおいても、

「あいしてるよー!」とか、

「会いたかったよー! みんなもそうでしょう!」とか、

「暑いですねえ。みなさんも暑いですかー?」とか、

「ええ? 声がちいさいよー!」などと

   会場に向かって呼びかけるようになるのではないかと危ぶんでいます。万一意味が分からない方のために補足しておくと、これはKPOPのアイドルたちが会場の客に向かって呼びかける定番の言葉です。別に日本語が話せなくとも、この程度の言葉を暗記して叫んでいればそれで済んでしまうのです。日本のグループがこれを始めたら、文化的退廃の極みだと思います。

   以前初代モーニング娘が中国で大うけして、若い娘たちがこぞってコピー・グループを作って競っていたという話を書きましたが、モーニング娘が中国でうけたのは、どこまで行っても日本独自の文化を表すものと受け止められたからです。KPOPと同質のものであれば、そんなものは必要とはされません。

   何よりも、毎日猛特訓、休日には12時間以上もレッスン漬けになりながら何年も待機してからデビューさせられるKPOPアイドルと、別に未完成でも受け入れられてしまう日本的な土壌から芽を吹いた日流アイドルでは、失礼ながら完成度が違うと思います。日本人は日本人らしく、日本人としてのアイドル像を模索して完成させるべきなのではないでしょうか。
  
   最後のこれだけは言っておかなければなりません。今のような傾向が続いてKPOP化が進めば、日本の歌謡界はほぼ韓国文化に制圧されたことになります。なぜ?そもそも皆さんが日本独自のものと錯覚している演歌が、実は韓国が本家本元だからです。数年前済州島へ行った際にホテルでテレビのチャンネルを回してみたところ、歌番組という歌番組が全て「演歌」でした。

   韓国の演歌は日本から韓国に渡ったものではないのです。故古賀正男が韓国で演歌のメロディーを知り、日本に持ち込んだのが開祖だとされています。そのことは、古賀以前と古賀以後の日本の流行歌を比べて見ればはっきりとお分かりになるはずです。何でも韓国発祥だとする韓国人が演歌も韓国発祥だと主張しないのが不思議なくらいです。

   肝心の若者たちにそんなことを説いても意味はないでしょう。プロデュースする大人たちの自覚が待たれます。売らんかな、ではなく、日本文化の一翼を担っているという自負心だけは失って欲しくないのです。

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1 コメント

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是々非々評こそ、真っ当評価の基軸ですね。 (KARA・少女時代のち、LOVELYZ)
2017-08-23 19:24:11
 (『LOVELYZ 8』というのはアルバム名で、グループ名は LOVELYZ [日本語では、ラブリーズ]が正式名です。)
 おっしゃること、よくわかります。ボーイズ・グループの外見の難も、同感
です。だから私は、ボーイズ・グループは No thanks なのです。
 私は元々、KPOPが好き というよりも、2000年以降のPOPSにおける優れたメロディーメーカーとして、KARA、少女時代、LOVELYZ の3KPOP.GGが傑出しているからこそ鑑賞するようになったのでした。それまでは、ハングル・韓国語を見ただけで強い違和感を感じ、近寄ることさえ憚られるほどでした。ただ、音楽の所属国を問わず、公平に吟味していくという姿勢で鑑賞していたら、上記3GGが(一般的にもわかりやすいように平たくたとえるならば)‘まるでビートルズ級’ のようなメロディーメーカーであることに驚いて、鑑賞するようになった次第です。もちろん鑑賞していくうちにハングル・韓国語に対する強い違和感はほぼ払拭されました。ただ、いまだに韓国語は全くできません。LOVELYZ の事務所 Woollim へ送ったアンケート的進言も、すべて英語で書いたほどです。(英語は得意ですので。)
 私もpureな日本人ですから、日本の音楽グループも頑張ってほしいのはやまやまで、また、日本は韓国流の営業的なまねなどせずに、日本ならではのアートをやっていってほしい、というのもやまやまなのですが、JPOPについては、90年代のglobe辺りでとりあえずひと幕閉じたな、というのが実感なのです。さらに洋楽に至っては、『ローリング・ストーン』誌でのプロによるランキングも示唆しているように、早くも70年代で凄いものの多くが出尽くしたというのが当たっている、と痛感します。
 近年 LOVELYZ に絞って強力に推しているのは、既に音楽・ビジネスの両次元で大きな実績を重ねた実質的に殿堂入りの KARA と 少女時代 に比べて、LOVELYZ の営業的な次元での基盤が予断を許さないから、というのに尽きます。KARA は日本でこそ真っ当に評価され、少女時代 はKPOPの女王としてのポジションを確立して、ともに既にKPOP史に残るステージ(段階)に入っているでしょう。それに続いて、LOVELYZ の傑作活動曲の大半をプロデュースしてきた天才ユン・サンも当初から明言していたように、短期間循環を繰り返す流行を追うことよりも、末永く鑑賞され残る音楽をつくっていきたいという趣旨、そして、実際連発してきた傑作・名曲の数々がますます展開され、残っていってほしい、という強い願いを込めて、推しています。
 ご指摘のように、訓練・練習量(さらには、ひたむきにとり組む姿勢―― JINは、本当に地道にひたむきに、という感じですね――)が段違いですし、さらには、ユン・サンを筆頭とする音楽プロデューサーはアメリカのバークレーやニューヨーク等で広角度に能力を鍛えた上でKPOPに入ったケースも多いので、日本のJPOP等のグループもぜひ頑張ってほしい、という思いはやまやまながら、やはり実態としては、相当難しいのではないでしょうか。
 ともあれ、‘是々非々’ のスタンスこそ、国、国民、音楽、…………を真っ当に評する基軸でありましょう。絶妙な是々非々の貴ブログ、本当に楽しみです。
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