梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

核廃絶?

2020-01-30 08:44:23 | 日記
こんな記事を見つけた。ちょっぴり悲しい。

 「核兵器廃絶を求めて署名運動をしている広島、長崎両市の市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は29日、両市の高校生2人をノルウェー・オスロに派遣すると発表した。ノーベル賞委員会や政府機関を訪れて活動を紹介し、今年の平和賞受賞に向けてアピールする。」

「 〇〇遺産をユネスコに申請!」とか、「ミシュラン〇星!」とかいう記事を見ても同じようなことを感じるのだが、これはこの二つよりさらにえげつない気がする。

 この市民団体の活動は、核兵器廃絶にあるのではなくて、自分たちがノーベル賞を獲得することにあるのではあるまいか。 そのためには、事前運動と、時として金が必要だ。韓国の金大中元大統領などは、何の功績もなかったにもかかわらず、大金をばらまいてロビー活動をし、票を集めて平和賞をゲットした。オバマ元大統領に至っては、実質的に何もせず、何の成果もあげていなかったが、ちょっと口先で平和を唱えただけで受賞してしまった。

 疑い深い私は、この広島長崎の市民団体が、本気で核廃絶を目指しているとは思えないのだ。本当の平和を求める活動というのは、誰かに表彰してもらいたいなどという気持ちとは無縁のものであるはずだ。目指すところは自分たちが認められたいという自己顕示欲でしかないのではなかろうか。

 あのスーパー・ボランティアとして名をはせたお爺さんは、一時的にせよ、テレビやマスコミにもてはやされ、言われるがままに取材に応じていた自分を、今は大いに恥じているという。彼は、あんなことをしなければ良かったと後悔し、反省しているのだ。

 核兵器に反対するのであれば、地元で地道に気長に頑張ればいい。あたしたちを表彰して!と言ってしまった時点で、もはやその運動は不純なものになってしまうのだと、私は思う。


ジャニーズは原点に返れ

2020-01-24 17:05:20 | 日記


  日本テレビで、昨日はSixTONES今日はSnowManという、ジャニーズ系の、デビューしたてのボーイズ・グループが出演していた。
  それを見て、あきれた。正直に言うと、少し吐き気を催しそうな気がした。
  
 一昔前、あるバラエティー番組で、韓国人ゲストが韓国のアイドルの方が日本のアイドルよりはるかに優れているといったところ、日本人ゲストが激怒し、大声を張り上げて罵った。それを聞いて、これは日本側の負けでしかないと思った。日本の方が劣ってはいないと実証することもできずに、怒りに任せて声を張り上げただけだったからだ。

  この件について投稿すると、必ず帰ってくるのが、いわゆるネトウヨと呼ばれる人たちの、K-popはJ-popの下手な亜流でしかないし、振り付けも日本の振付師が行って教えているのだという主張だ。これを読む度に、私は情けなくなる。そもそも韓国に一体いくつのグループがあるのか、日本の振付師がそれに対応できるのか、という基本的な発想すらないのだ。

  さて、この写真はSixTONESという方のグループ。前にも似たようなことを書いたが、振り付け・曲調がK-popそのままである以上に、表情の作り方、観衆への媚び方が、全くK-popのボーイズ・グループの猿真似に過ぎない。SnowManの方もその点は全く同じだ。世界進出をもくろんだK-popそのままに、やたらと英語の歌詞に、変わり映えのしないラップ。独創性のかけらもない。

  しかもすべて「おっさん」たちで、フレッシュさのかけらもない。中には大学院卒などというつわものもいる。スマップにせよ嵐にせよ、デビュー当時はとてもういういしく、伸びしろを感じさせたが、この二つのグループにはそんなものは感じられない。まして、BTSが大所帯で成功したのを見て、日本の後発グループも、むやみに人数を増やしてきている。そこには何の独創性もない。

  ちょっとK-popに関心を持ったことのある人なら知っているはずのこと。彼らがいかに過酷な訓練の果てにデビューしているか。日本では考えられないような、人権意識があるのかと思われるような環境を勝ち抜いてデビューしてくるのがK-popアイドルなのだから、同じことをしていたのでは勝負にならない。何より、こんな歌を聴き、こんなダンスが見たければ、もっと質の高いパフォーマンスを見せてくれるK-popの公演に行った方がましだ。

  ジャニーズを始めとする日本の芸能界は、もっと真剣に自分たちの世界を憂えた方が良い。スマップにせよ、実際に売れたのは、メッセージ色の強い曲だったのではなかったか。




ナイキの新型マラソンシューズ

2020-01-22 15:16:31 | 日記


梅様の安否確認

今日は私の専門分野のお話。

(KARA・少女時代 のち、LOVELYZ)さん、大変遅くなりましたが、コメントありがとうございました。森高千里がこんな歌を歌っていることは知りませんでした。まさに私の追憶そのもの、という歌詞ですね。
私は江戸川区の南の方で生まれ、育ちましたが、漁船は沢山あったのに車などほんの数台、一日に出会えばラッキーというようなド田舎でした。
グーグル・アースで見たら、今はすべての田んぼや畑が住宅で埋め尽くされ、見る影もありません。私が子供の頃は、牧場まであって、そこからおじさんが来て牛乳配達をしていたものです。

ここからが本日のテーマ。

ナイキのカーボン入り厚底マラソンシューズ、御覧のように駅伝選手もみんな履いている。これを履くと、理論上タイムが4パーセント向上するのだという。
数字の上ではマラソンの日本記録保持者は、このシューズのおかげで実力よりも4、5分速く走って、賞金1億円をゲットしたことになる。彼は今後もオリンピックより賞金の方を狙うと公言しているから、罪作りなシューズだ。人間の品性まで曲げてしまった。

駅伝でもこのシューズを履いた選手たちが区間新を続々と出したが、よーく考えてみよう。世の中そんなにうまい話ばかりではない。
このシューズを履くと、踵から接地しないで、つま先だけで走らないといけない。そうしないと逆効果になる。結局日本の選手たちも皆、つま先だけで弾むように走るようになった。

しかし、それで喜んでいる選手たちは、浅はかの極みだ。元々アフリカの黒人選手たちは、踵なんか地面に着けず、つま先だけで42.195㎞を走りぬいていた。つまりこのシューズを黒人選手が履いた時、彼らのパワーが炸裂し、日本選手ははるか後ろに置いて行かれてしまうということだ。

際陸連は、現在のシューズは黙認し、これ以上カーボンを増やすことを禁止するという折衷案を採るらしい。しかしターボエンジン付きのシューズを認めるというのは、暴挙だと私は思っている。

で、うーん・・・お巡りさん、イケメンかも。



Produce101Japaneseを見て

2020-01-05 13:19:32 | 日記


(KARA・少女時代 のち、LOVELYZ)さん、コメントありがとうございました。パソコンがハッキングされて使えなくなり、試行錯誤の内に新しいパソコンで四苦八苦しながら再開しました。

写真は、先日日本で行われたProduce101Japaneseというオーディション企画の一コマ。
本家本元は、韓国で行われたProduce101という、アイドルグループメンバーを選抜するための、女子を対象としたオーディション番組。日本からはAKBグループから3人が合格してメンバー入りし、IZ・ONEというグループが出来上がり、日本でも女子高生を中心に、実力以上の大人気である。
これにあやかろうと制作された番組が、Produce101Japanese。こちらは目先を変えて、ボーイズ・グループのメンバーを選抜するという企画だ。
司会は人気コメディアン二人がにこりともせず厳粛な顔で進行するのが、実に不自然でわざとらしい。それなら最初から大物司会者を用意すれば良いのに、と思った。制作する側の迎合と打算の結果がこの中途半端な司会だったのだろう。
次々と大人数のグループを組んで登場したのは、ジャニーズともエグザイルとも違う、完全に韓国スタイルの歌とダンスをマスターした大勢の若い男の子たちだ。正直言って、ダンスの実力もボーカルの実力も、ジャニーズ系の男子より上だ。
ダンスはもとより、髪型、発声法、決めポーズ、観客へのアピールと表情の作り方は、完全にあちら風。韓流歌手は視聴者の反発に忖度して地上波で放送される機会は少ないが、韓流は確実に若者達の支持を得つつあるようだ。
ところで、この事実を反韓論者たちが集う、とあるサイトにアップしてみた。日頃TWICEを徹底的に叩きまくる人達の反応を見たかったのだ。しかし、彼らの反応は皆無だった。結局彼らは韓流の女子たちに対する反感の陰にひねくれた願望を隠した、他人が書いた定型文を再生するだけの、底の浅い論者ばかりで、実情についての知識など皆無のようだ。男の子の写真を見ただけで、もう完全に読む気をなくしてしまったに違いない。
彼らは言う。K-POPはJ-POPの下手な焼き直しにすぎない。日本の猿真似に過ぎず、ダンスもみんな日本の振付師が振り付けているのだ、と。私は音楽についての知識はほとんどないのだがK-POPはJ-POPの焼き直しというよりは、世界を見据えた、アメリカンポップスに近い路線を狙っているような気がする。
なおかつ、以前は日本で成功すればそれで良しとしていたものが、もはや日本は手っ取り早い稼ぎ場兼世界進出の踏み台と見なされているという気がしてならない。いわゆる反韓論者たちには永遠に気づくことのない、しかしかなり深刻な問題が生じつつあるのではないだろうか。
私は若者たちの中に、韓国>日本という潜在意識が植えつけられることを危惧する。K-POPを愛好することは構わないのだ。かく言う私自身も愛好者の一人に他ならない。しかし、それはあくまで数ある音楽ジャンルの中の一つとしてであることが望ましい。ジャニーズ事務所が新規にデビューさせるグループがBTSばりに人数の多い形であることも、何やら猿真似めいていて情けないではないか。