エントランスの花

　　KARA・少女時代 のち、ＬＯＶＥＬＹＺさん、チョン・ウンジについてご同意いただけて有り難く存じます。今後ともよろしくお願いいたします。

　　今日は私が住むマンションで起きた、ささやかな事件をテーマにしてみました。

　　以前、私の住むマンションのエントランスには、植木が飾られていたのすが、それがいつの間にか撤去されていました。特に邪魔な物でもありませんでしたが、聞けば住民からのクレームを受けて撤去したのだといいます。

　　次いで住民総会で、ある造花の存在が議題となりました。エントランスの壁には窪みが設けられていて、そこは元々花などを飾るべきスペースでした。植木の撤去と共に空になったそのスペースに、どなたかがそっと自費で造花を飾るようになっていたのです。四季折々の花で、翌年の同じ季節にはまた違う花が飾られており、飾る人が繊細な気配りをしていることがうかがえました。それが何号室の住民なのかは誰も知りませんでした。

　　この造花について匿名の投書でクレームがついたのです。理由は、公共の場所に個人が勝手に物を置くことは許されないというものでした。皆さんどうすれば良いか考えあぐねていたので、私はこう発言しました。

　　「当マンションの住民でなにか御意見をお持ちの方なら、この総会に出席の上、意見を述べるべきです。匿名の投書を取り上げる必要はありません。」

　　その一言で、一転してこの件は議題としてはり上げられないことになりました。しかし、最近気がつくと、造花はもう置かれなくなっていました。どなたかが世間話をしている内に、ご当人の耳に入ってしまったのではないかと想像しています。

　　これが果たして最上の結末なのか、私は今でも違和感がぬぐいきれないでいます。

Ａｐｉｎｋとチョン・ウンジ

　　KARA・少女時代 のち、ＬＯＶＥＬＹＺさん、迅速なコメント、また私の病状に対するお気遣い、真に有難うございます。今日は少しＡｐｉｎｋについて書いてみようと思います。

　　Ａｐｉｎｋというのは実に「惜しい」グループと言って差支えないと思っています。まだＡｐｉｎｋを見たことも無かった頃、ユーチューブに一つ興味深い動画を発見しました。それは一人の女子高生がニコニコと楽しそうに、アップ・テンポのアメリカン・ポップスを歌っているシーンなのですが、室内には３人ほど若い女の子たちがおり、その子たちが一様に苦虫をかみつぶしたように表情で女子高生の歌を聞いているという場面でした。女子高生はただ楽しそうに素直に歌っているだけなのに、その歌があまりにも上手で、皆が白け切っているのでした。女子高生が後にＡｐｉｎｋのリード・ボーカルになるウンジ、周りにいたのはウンジが加入しなければリード・ボーカルになるはずだったボミその他でした。

　　また、これは日本のテレビ局なのですが、ミヤネ屋の宮根氏がソウルを訪問し、デビュー前のアイドル候補生たちを紹介するという嗜好でしたが、そこにいたのはウンジが加盟する前のＡｐｉｎｋのオリジナル・メンバーたちでした。時間をかけて育成されていた練習生の彼女たちの前にウンジが忽然と姿を現し、Ａｐｉｎｋ誕生の数日前に突然リード・ボーカルとして加入することになるのはずっと後の事になります。ウンジは練習生としての期間は０で、その歌声を聞いただけで即座に採用となった実力者だったのでした。彼女はダンス歴なしでいきなり歌って踊るガールズ・グループに採用されたという訳です。

　　私はＡｐｉｎｋの初上陸、豊洲ピットで放ったジャブ・初顔見世から既にＡｐｉｎｋを見ています。その後東京国際フォーラムでの公演を見たのがコンサート鑑賞の始まりでした。その時の印象はと言えば、やはりウンジの実力を見せつけられたということに尽きるでしょう。まるで東京国際フォーラムの高い天井を突き抜けて夜空に響き渡るかのようなウンジの高音に、一発で魅せられた私は、２週間後に行われた追加公演にも即座に申し込んで、再度鑑賞し直したのでした。

　　ウンジはアメリカン・ポップスからど演歌まで、何でもこなします。個人的には実力高評価の少女時代のテヨンよりかなり上だと思っています。しかし、ウンジあってのＡｐｉｎｋである一方、ウンジという存在のために、Ａｐｉｎｋには手かせ足かせがはめられた状態であることも事実なのではないでしょうか。

　　ウンジはとにかく歌唱力があります。声量もあります。Ａｐｉｎｋには他にもナムジュとボミという実力者がいて、どちらもリード・ボーカルを務めて有り余る歌唱力を持っていると感じます。しかしあくまでもリード・ボーカルはウンジです。そして、Ａｐｉｎｋはウンジが出来る事しかやれないという欠陥も抱え得ているのです。

　　ウンジは一応ぼろを出さないようにダンスは踊れていますが、セクシーな要素が入った途端、木偶の棒になってしまうそうです。愛されキャラのウンジですが、セクシー系の要素が入ったダンスは全くお手上げなのです。もはやこれは肉体的な問題ではなく、男勝りの性格が邪魔をして、ダンスの表現力に限界があるということです。ガールズ・グループの新人が皆試される初めてのバンジージャンプで、何のためらいも無く頭から突っ込んでいける豪快な性格は、最大の長所でもあり最大の短所でもあるのです。

　　ウンジにそんな欠陥があるために、Ａｐｉｎｋは永遠にセクシー系の要素を取り入れた歌を歌うことは出来ません。言い換えればそれだけガールズ・グループとしての幅が制限されてしまっているという事です。、ＬＯＶＥＬＹＺもセクシー系ではありませんが、しかし恐ろしくしなやかな振り付けのダンスも絶妙にこなして見せています。ウンジにはこれができません。ということは、Ａｐｉｎｋ全体も、そんな振り付けを与えられることはないということになります。

　　更にウンジを見ていて感じるのは、この子は母性愛の塊だということです。セクシーではない・なおかつ母性愛の塊・稀に見るさばさばした性格。独身ながら既にしてかーちゃんの風格を兼ね備えているのです。彼女の突き抜けた性格は嫌われる要素が無いのでそのまま受け入れられていますが、こんな性格の子をリード・ボーカルに据えている以上、グループとしてのＡｐｉｎｋの幅というものが、おのずから制限されてしまうのはやむを得ないのでしょう。楽曲を提供する側は当然ウンジというものを頭に入れて製作するはずですから。

　　Ａｐｉｎｋにとっては諸刃の剣であるチョン・ウンジ。彼女が持つ潜在力を本当に発揮するのは、恐らくもう少し年をとって、Ａｐｉｎｋがグループとしては解散し、本格的なソロ・デビューを果たしてから、ということになるのではないかと予想しています。

河岸を変えるべきか・中国語個人レッスン

　　私は赤坂の東亜学院というところで７：１０～８：４０分の、ビジネスマン向けの早朝講座（上級１・上級２の二日）に通う傍ら、Ｌｉｌｉａｎという名前の学校？の講師に個人レッスンも受けています。この業者は全国各地にワンルームを借りて、他の生徒の声が入らない、１００％講師と自分だけという形で授業を行うところが魅力なのです。他の業者は個人レッスンといっても、大部屋を薄い板で間仕切りしたブースでレッスンを行うので、どうしても両隣の声が聞こえてしまいます。この業者については、その心配が無いのが最大の魅力なのです。

　　またこの講師は前についていた優秀な講師の退職に伴い、臨時に１回だけ来てくれた人物なのですが、その人を一度で見染めて？御指名で教えてもらっています。というより、例外的に無駄話ができるタイプの人なので、５０分×２の授業時間の内７０分はフリー・トーキングの時間となっています。他の講師はどうしても訳読したり極当たり前の授業になってしまうので、この人に決めた訳です。テーマ無しで話をつなげていくのはこちらも大変ですが、もうそういうレベルに達しているとあちらが判断してくれたので、頑張ってついて行っている次第です。

　　ところが、先日カフェで個人レッスンをする出張レッスン業者の講師紹介ページを眺めていると、全く同じこの講師がこちらでも仕事をしていることを発見してしまいました。カフェでレッスンをしたのでは周りの声に邪魔されてやりにくいのではないかと聞いてみると、そんなことはないという答えが返って来ました。うーん、これは大問題ではありませんか。

　　Ｌｉｌｉａｎの授業料は５０分につき４，０００円。これでも安い方なのですが、カフェ・レッスンの方は６０分につき３，０００円。ご本人に確認したところ、カフェ・レッスンの方が講師の手取りは多いのだと言います。毎月３，０００円、本部に納める会費を生徒の方で支払わなければなりませんが、それでも同じ講師でかなり安くレッスンを受けることが可能です。

　　Ｌｉｌｉａｎは止めてカフェレッスンに切り替える？ここが思案のしどころです。

中国よいい加減にしろ・韓流の物まねは止めてくれ

　　KARA、少女時代 のち、ＬＯＶＥＬＹＺさん、ｏｋｕｍｕｒａさん、コメントありがとうございました。ずっと放置した形になってしまい申し訳ありません。実は目下空腹時血糖値が３６０もあり、正常値の限界の３倍を超えております。本来なら入院加療が必要なところですが、いろいろと事情があり、自宅で過ごしております。そのせいにはできませんが、ブログも先月末から久しぶりの書き込みとなっています。

　先日とあるサイトに、若者たちが中国でも日本でも結構韓国文化の影響下にあるという趣旨の事を書いたところ、反韓を自認する人達からとことん攻撃を受けました。彼らは韓流音楽も聞かず、韓流ドラマも中国ドラマも視ない人たちですから、何も分かってはいないのですが、代表的な攻撃パターンは、「韓国が何か文化を世界に向けて発信しているとでもいうのか！」というものでした。

　　彼らには受信機が無い？ので、実態が何もわかっていないのですが、韓国については何でもわかっていると自負しているので、実に面倒な人たちです。とにかく、無知ほど怖いものはありません。韓国に行ったことがなくとも、ドラマでも見ていれば中国や日本の若者のファッションが韓国っぽいものになっているのはわかるのですが、見ていない以上どうにもなりません。ちなみに台湾の人や中国の人に質問してみたところ、私に同意していましたから、彼らの方が現実をよく見ていると言えるでしょう。

　　ちなみに韓国のボーイズ・グループが３組もビルボード・チャートの１０位以内に入ったり、「チャングムの誓い（大長今）」がイランで８６％という視聴率を取ったりしていますので、韓国文化が世界に向けて発信され、また受け入れられていることは間違いのない事実です。

　　ところで私はいわゆる韓流音楽にも関心があり、いい年をして？コンサートにも出かけています。最近は　KARA、少女時代 のち、ＬＯＶＥＬＹＺさんの影響を受けて、ＬＯＶＥＬＹＺの楽曲を繰り返し聞いていたところ、これまでいいと思っていたＡｐｉｎｋの曲が、一言で言えばスカスカなような気がして来たから不思議です。人様のアドバイスはうかがってみるものですね。

　　しかし本日の本題はこれとは関係なく、中国よほどほどにしてくれ！というものです。皆さんは最初の写真を見てどう思われるでしょうか。これは趙雲という三国志の英雄を描いた中国ドラマに登場した悪役、呂布です。日本で言えば卑弥呼の時代とほぼ一致しますので、中国と言えども武器・衣類など、まだまだ素朴な時代です。史実上では決してカラフルなものではなく、実用本位だったと言えるでしょう。

　　しかし、このドラマの呂布のスタイルは一体何でしょう。史実とはかけ離れた豪華絢爛たる衣装、しかもこの写真からはわかりませんが、冠の前には花まで飾られているのです。あまりと言えばあんまりです。更に四枚目の写真、これは公衆浴場のホールという設定です。そもそも中国に公衆浴場と言う文化など無く、ましてこんなにも無駄に広く沢山の提灯が飾られているなど絶対にあり得ません。

　　また、全体を通して、ありとあらゆる場面の背景が、美しい花で彩られています。夜になれば室内には無数のロウソクがともされます。あり得ない衣装・あり得ない背景、韓流時代劇そのままの筋立て、これらを見ていると、どこから見ても韓国の時代劇そのものです。三国志は何度もドラマ化されているので私は何通りかのＤＶＤを所有していますが、ここまでファンタジーの世界にしてしまった三国志は見たことがありません。中国は韓流時代劇に習って、すっかり染まってしまったようです。

　　二枚目の写真を見た人は、誰もこれが中国時代劇の一コマだとは思わないでしょう。おわかりでしょうか。彼女はあの少女時代のビジュアル担当、ユナその人なのです。このドラマではもう一人、高則という、ユナの婚約者という設定で、韓国人の役者も出演しています。しかも、筋立てが韓国ドラマそのもので、どこにも中国らしさが感じられません。歴史を知らない人が見たら、中国もこんな風だったのだと信じてしまう事でしょう。

　　しかし、思わず笑えてしまうのは、三枚目の写真の登場人物です。右側は関羽、左側は張飛。いずれも三国志を語る上で欠かせない主要な登場人物です。しかし、関羽を祭る廟は世界中の中華街にあり、また張飛の容貌も中国人なら誰でも知っているものなので、この二人に関してはイメージを壊す訳にはいかないのでしょう、一目でそれとわかるいでたち、顔だちにしてあります。衣装も地味です。

　　私は中国の歴史が好きで、中国旅行を始めました。特に三国志関係の遺跡は相当な日数回っています。しかし、韓流を見て自分たちの作るドラマがあまりにも地味だと思ってしまったからなのでしょうか、最近はやり過ぎ感が半端ではありません。これについては中国国内でもぼちぼち批判の声が上がり始めたそうなので、これは良い傾向だと思います。

　　韓流も華流も鑑賞する私としては、それぞれが独自の路線を歩んでもらいたいと願っています。韓流が史実を無視したウリナラファンタジーを貫くならそれも良し。しかし、中国までそれに習って、韓流の亜流ドラマを作ってしまうのは、余りにも情けないと思います。最近はウルトラマンの映画を作ってしまったようなので、儲かりそうなら何でもやってやる、ということなのだとは思いますが、民族の誇りのかけら位は持って欲しいものです。