梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

アイドル・グッズ

2015-02-27 12:06:47 | 日記
  Kさんのお友達が東方神起のグッズ購入のために朝の4時から並ばれるとか・・・・。今回が初めての東方神起鑑賞とは思われませんが、その熱意には頭が下がります。もっと他にすることがないのだろうかなどと野暮なことは言いますまい。一回のコンサートが終了すればまた次のコンサートを楽しみに半年なり一年なりを過ごすことが出来るわけですから。

   しかし、このアイドル・グッズという代物、冷静に考えたら、こんなあくどい商売はありませんね。以前新聞で読んだのですが、タオル一枚の原価はせいぜい100円程度。これに印刷代を加えてもいくらも変わりはないでしょう。そんな代物を2,000円で販売し、コンサート開演時間には売り切れとなる勢い。商魂ここに極まれりです。

   ただ、昨年少女時代のドーム公演を見て思ったのですが、あれほどまでに大がかりな舞台装置を作ってしまったら、入場料収入はほとんど消えてしまうはずです。レディー・ガガなども公演自体は赤字だと聞いています。今の時代、CDも大して売れてはいません。そこでグッズ販売で稼ぐという形にならざるを得ないのだと思います。

   それにしても、たとえばApinkの公式グッズの一つ、ライト・ペン一つとっても、1,800円もします。私も一つ少女時代のライトペンを持っていますが、これは入場料9,800円(これは相場ですね)の中に含まれていたものです。別途購入する気にはなれません。

   しかしファンの皆さんの心理は私などの想像を超えています。先日ネット上で、「少女時代のドーム公演で撒かれたテープ購入希望」という書き込みを見つけました。確かに当日天井から銀色のテープが無数に撒かれたのですが、しょせんはただのビニール・テープです。サインが書かれているわけでもなく、当日の物だという証拠もありません。それでも欲しい人はいるわけです。逆に、このテープを売りますという書き込みもあって、この人は換金するつもりで拾い集めて来たのだろうかと、少々情けない気持ちになりました。

   これは冗談になりますが、今回の来日を記念して、「ウイリアム王子タオル」とか、「ウイリアム王子団扇」とかを事前に売り出すことが出来たら、沿道にはタオルを首に巻き、手に手に団扇を持った皆さんが王子を歓迎したのではないでしょうか。

   更に冗談になりますが、二重橋前あたりに売店を立てて、「佳子様グッズ」でも販売したら売れそうな気がしますねえ。皇室の健全経営のために、一度考えてみたらいかがでしょうか。佳子様のご公務に際して、沿道の皆さんが「佳子」団扇でお迎えする。案外いいアイデアのような気がするのですが。やはり不敬罪に当たるでしょうかねえ・・・・。
   

ソジンの死から

2015-02-26 14:44:04 | 日記
  随分前になりますが、私がここに書いていた杞憂が現実のものとなりました。中にはこの事件にショックを受けた人のブログを読んで、ブログの主の事を更に心配した書き込みが沢山されるなど、のめり込んでいたファンにとっては深刻な大事件となったようです。

   Baby Kara という、KARAの欠員補充メンバーを選抜するために作られたグループの一員だったソジンという子(23歳)がマンションの10階から飛び降り自殺するという事件がありました。彼女は Baby Kara の最年長者として懸命に活動をつづけましたが、KARAに採用されることもなく、新規に作られるグループのメンバーにもなれず、一か月前に事務所であるDSPから契約解除されたということです。

   Baby Kara という仮のグループは、多摩プラザで野外公演を行ったり、先日のKARA横浜アリーナ公演でも出演して2曲歌とダンスを披露しています。既に固定ファンもついており、KARAの七光りながらネーム・バリューも上がり、日本にもメンバー一人一人の見分けがつくというファンが沢山いるという状態になっていました。

   そこで、Baby Kara を知る人たちは恐らく全員が、このメンバーでグループ名もそのままに今年デビューするはずだと思っていたことでしょう。しかし事務所側は何を思ったか、全く新しいグループ(Aprilといわれていますが)を作ってデビューさせるという計画を発表しました。Baby Kara からは二人くらいしか抜擢しないのではないかと言われています。

   となれば、23歳のソジンは既に年を取り過ぎており、せいぜい20歳までのメンバーで構成することになります。事務所からリストラの対象とされたソジンは、契約解除の憂き目を見るしかありませんでした。かつてはKARAを脱退したニコルの後がまに据えられるのではないかとまで言われていただけに、この凋落ぶりは悲惨です。

   さて、ここからが本題です。かつて書いたことを復習すると、韓国は世界一の学歴社会であり、かつ日本でいえば東大であるソウル大学を卒業しても、大企業(4つの財閥に集約されている韓国にはこれが少ない)への就職は難関であり、就職してからも「実力主義」兼「韓国ドラマに見られるような仲間同士の足の引っ張り合い」で、心が休まる暇もありません。

   しかしそうした出世路線に最初から乗れなかった人たちは、大変な格差のもとで、社会の底辺を生きていくはめになります。このような社会において、学業もそっちのけで芸能事務所の練習生として青春を捧げ、歌と踊りしかできるものがなくなってしまった人間の生きる道は限られています。

   ソジンも、青春の全てを捧げてきた世界から放り出されて、茫然自失、心が崩壊してしまったに違いありません。せめて始めから何の可能性も開けていなかったのならまだしも、やや落ち目とはいえ、KARAのメンバー入りがあるかもしれないというところまで行ったのですから、手に職もなく放り出されたショックは想像を絶するものだったでしょう。

   私は以前書きました。韓国では、練習生からデビューまで7年かかることも珍しくないのに、結果的にデビューさせてもらえず解雇された人間の生きる道は閉ざされていると。韓国の芸能人は、社会的地位の低い人たちからは憧れであると同時に、先日のペ・ヨンジュン事件でもわかる通り、社会的地位の高い人たちからは差別の対象でもあります。そこを目指し、しかもそこから落ちこぼれてしまった人間に対する扱いがどのようなものになるか、なんとなく想像がつくではありませんか。

   ソジンの自殺は、個人的な生きる目標喪失による部分と、残りの生涯を考えた場合の圧倒的な不安感の両方を考えなければなりません。関連記事を読むと、前者の方しか視線が向けられてはいませんが、もっと根本から考える必要があるのではないでしょうか。

   しかし、あこがれの対象である割には、韓国では芸能人の地位は高そうで高くありません。KARAは日本のスーパー・ヤオハンの社内運動会の昼食時の余興に呼ばれたことがあります。日本だったら・・・・たとえばパヒュームがこんな場へ出演することなどありえないでしょう。韓国ではイベントの余興に呼ばれるのがキャッシュ払いで会場の準備をする必要もなく、実入りが良いので、収入源としてはベストなのだそうです。これなら一日に何か所も回れます。そんな状況ですから、東京ドームで公演を終えた韓流アイドルが大感激するのは当然ですね。

都はるみを見る

2015-02-25 19:34:54 | 日記
   Apinkについて書いてから舌の根も乾かぬうちに都はるみ・・・。この人おかしいのではないかと思われそうな選択ですね。しかしまあ、せっかく行ったので、感想を書いておきます。

   場所は浅草公会堂。途中の時間がもったいないので、中国語の例文をファイルに挟んで出かけました。一文を50回ずつ暗唱して、ちょうど浅草駅に到着。平日にも関わらず、そこそこの人出があります。中国語、韓国語が聞こえてきました。白人の姿も見られますが、この時期まだ中国人が沢山いるようです。

   会場は浅草駅北口から5分。伝法寺通り脇にあります。14:00開場のはずでしたが、私が14:10に到着したとき、ちょうど行列が動き始めたところでした。時間通り空けなかったことについて仲間同士文句を言っているのが聞こえます。入り口を入ると更にテープで蛇行させられます。真っ直ぐ入れたところで変わらないのに、人間と言うのは無駄な工夫をするものです。

   私の席は「ねの33」。2階の後ろから二列目です。随分早目にチケットを購入したのに、ほとんど最後尾ではありませんか。隣の人たちも、11月に申し込んだのにひどい席になったと大変不満げでした。なぜ私たちが早期申込みにも関わらずこんな席になったのか、その訳は開演と同時にわかりました。

   「都はるみコンサート2015」。客層は、天童よしみの時とはだいぶ違います。天童よしみの時には、観客たちは老衰を感じさせる、元気が足りない人たちがほとんどでした。休憩時間に半数の人たちがトイレに駆け込んだのをみても、かなり衰えが来ている人たちでした。今回の観客は、天童よしみの観客と年齢的にはほぼ同じですが、移動速度が違います。席で会話している姿を見ても、皆さんエネルギーを感じさせます。とにかく元気なのです。

   私たちの座席が後ろの方になってしまった理由は、開演と同時に見当がつきました。一階席の皆さんは、圧倒的に乗りが良く、組織された感じがするのです。つまり、ファンクラブのメンバーが良い席を優先的にあてられているのは明白です。一階の皆さんは、一曲目の前奏開始と共に盛大に手拍子を開始しました。そして、その手拍子は、決して一定ではなく、曲のリズムに応じてテンポが変わります。そして、一階席の皆さんはこれに迷ったり動じたりすることなく、息を合わせて手拍子を続けていました。

   キム・ヨンジャは圧倒的な声量で客席をねじ伏せてしまいました。天童よしみは、その実力で十分すぎるほど聞かせてくれましたが、やはり「剛の人」という気がしました。これに対して都はるみはその軽妙さが光ります。67歳という年齢を感じさせないくらい、よく動き、よく声を出します。もともと明るいタイプの観客は、彼女の話術と歌に乗せられて、徐々に盛り上がって行きます。

   途中二度の衣装直しがあり、二度目の衣装直しの際には、バンドが唱歌をメドレーで演奏して時間稼ぎをしたのですが、「赤とんぼ」と「故郷」では、観客たちの多くが自然に合唱を始めていました。通常バンドだけの時間になると途端に白けてしまうのもですが、今回はそうはなりませんでした。

   そして最後の曲、デビュー曲だったと思いますが、「好きになった人」を歌った時、正に舞台と観客席が一体化し、左右に体を揺らしながら手拍子を取る人、頭上高く手を上げて手拍子を取る人・・・・皆さんすっかりのりのりになり、。韓国人アイドルのコンサートにも負けないという盛り上がりを見せました。残念なことに高齢者ばかりでしたので、総立ちになるというシーンは見られませんでしたが、都はるみの実力を見せつけられた思いがしました。67歳でこれだけ客を盛り上げることが出来る人はなかなかいません。ロック歌手であるシンディー・ローパーのコンサートよりこちらの方が盛り上がっていたと言っても過言ではありません。

   正直言って、何の期待もなく行ったコンサートでしたが、正に「収穫あり!」の二時間だったと言えるでしょう。

左の人よ清くあれ

2015-02-24 17:36:15 | 日記
   波照間島への自衛隊進駐に対する住民投票が行われました。そもそも国防に関する事項は地元住民の住民投票にはなじまないものなのですが、自治体がこれを行うことを禁止する法律はありません。そして波照間島では住民投票が行われたわけですが・・・・。やり方が汚い!左の人たちの魂胆が丸見えになる住民投票でした。

   何よりも、自衛隊の進駐を阻止するためなら何でもやってやろうという卑しい根性が丸見えなのが、情けなさを感じます。これは日本という国の国防に関わる問題であるにも関わらず、島に在住している外国籍の人間にも投票権を認めてしまっています。当然、目下仮想「仮想敵」に当たる中国の国籍を持つ住民に投票権を与えて、自衛隊の進駐反対票を増やそうという魂胆です。

   また、今回は中学生にまで投票権を与えてしまいました。本来選挙権のない人間に投票権を与えるべきではありませんし、判断力が身に着いていない「児童」にまで決定権を与えるのは馬鹿げています。明らかに、学校でいわゆる「平和教育」を行っておいて、反対投票をさせようという卑しい心根がさせていることです。

   私は、今回ほど「左の人」の卑しさを感じた事はありません。主義主張があるなら清く正しく美しくそれを主張すべきです。今回のような小賢しい手口を重ねるなら、「左の人」たちはもはや単なる「ぶっ壊し屋」に過ぎず、その存在そのものを叩き潰さなければならないという気持ちにさえさせてくれます。

   以前にも書きましたが、戦後日本の平和が守られてきたのは、憲法9条のお蔭ではありません。一貫して米軍が日本に駐留を続けていたからです。そして、中国が膨張政策を続けている限り、ある線からこちらへは来させないという明確な意思を示す必要があります。米軍の手が及ばない波照間島のような小島には、やはり自衛隊が駐留して、軍事的なバランスを取らなければならないのです。

   平和というものは、力のバランスによって維持されるものです。そのことを忘れた時、その国は亡びへの道を歩むしかなくなるのです。そのことを忘れてしまうのは、私たちの子孫に対してあまりにも無責任なことだと言わざるを得ません。

 

Apinkを見る④ 補足

2015-02-23 18:45:41 | 日記
  しつこいと言われるのを覚悟でApinkについて補足をしておきます。まずは、日本語に対する取り組みが大変真面目であることに好感がもてます。リーダーの子は責任感が強いのでしょう、相当に上達してきています。ボミという子は根っからのおしゃべりな性格だそうですが、おしゃべりな子は外国語の上達が早いというのは本当の話ですね。あの子たちの性格で日本語もぺらぺらになったら、もはや無敵と言えるかもしれません。

しゃべりたがりでないとなかなか外国語会話は上達しません。私は東亜学院の今のクラスの中では、読解力は一番だという自信がありますが、会話力は並というところです。普段も飲み会でも聞き役タイプなので、会話はダメです。

Apinkについてもう一つ特筆すべきことがありました。今回は行ってみたら、コンサートというよりはファン・ミーティングの色彩が強いものでした。そもそも持ち歌がまだ少ないので、少女時代のように24曲歌いまくるという芸当はできません。従って、途中日本人の司会者が登場して、メンバーたちにいろいろと質問をしたりするコーナーがあったのですが、その時の客席の反応です。

客席の反応は、素直で微笑ましいものだったのですが、実はとても面白いことに気がついたのです。少女時代が日本で本格デビューする前に、日本に初登場したとき、確か有明コロシアムで20,000人を集めたと記憶していますが、その時少女時代は一貫して韓国語で通していたにも関わらず、客席からは即座に的確な反応があったのです。つまり、観客の多くが在日韓国人であったということです。

私は韓国語が、かなりわかります。Apinkのメンバーたちの日本語力はまだ足りないところだらけなので、日本語で説明しきれないところは韓国語で話さざるを得ません。しかし、彼女たちが韓国語で話すと、とたんに客席からの反応がなくなるのです。つまり、Apinkは在日韓国人の数を頼みにするまでもなく、純然たる日本人が最初からファンとしてついているわけです。この現象も、今までの韓流アイドルとは一線を画すものなのではないでしょうか。

KARAのスンヨンが蚊やカラスの鳴きまねをしたり、ギュリが話題作りのために「美の女神担当」を名乗ったり、ハラが「カーラのハラです!」と絶叫したりして、懸命に日本人に対して売り込みを図っていたのとは対照的に、Apinkはとてもすっきりすんなりと入り込んで来ました。KARAの事務所の練習場にはホワイトボードがあって、そこには日本のバラエティー番組に出演したら言うべきことが書いてありました。KARAの場合はとにかく泥臭い努力を重ねてきたのです。しかしApinkは、KARAのようにバラエティーに出まくって顔を売るという営業をしないまま、日本国内での地位を確立してしまいそうです。