梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

LOVELYZも結局・・・。

2020-11-12 12:35:10 | 日記


   デビュー当時は各自の個性を際立たせ、リーダーがうまくまとめるという形で、今までにない破天荒なイメージで日本にやって来たのが、Apinkだった。私は彼女たちの公演を見て、このグループを見るなら、ここ1、2年の内に見ておいた方がいい、と書いた記憶がある。その時の破天荒さと新鮮さは、長くは続かないと踏んだからだ。

   案の定、彼女たちもまた、年齢とともに、つまらない並みのグループと化していった。ウンジをメインボーカルとして際立たせていた歌唱も、最近では全員が公平に歌っているように見える。

   TWICEはまだ、メイン・ボーカルの子が6割くらい担当し、ダンス担当のモモなど、6パーセントくらいしか歌わない。(しかも音を外したりする。)しかしやはり始めて見た頃と比べれば、明らかにセクシー系に移行しつつあると感じる。私は結成後間もない時点で生の舞台を見ているのだが、あの時の爽やかさは、もう、感じられない。IZONEをデビューさせたのは、明らかに爽やか系グループの代替わりを狙ってのことだろう。

   今週、衛星テレビで放送している、ミュージック・バンクを見た。LOVELYZが出演していたからだ。残念ながら、彼女たちもまた、明らかにセクシー系へと変身を遂げていた。これまでは各自の個性満開で、遠目にもどれが誰だか一目でわかったものだが、今回は化粧が濃くなり、セクシーなイメージが強調されているせいか、どれも同じに見える。

   歌もまた、他のガールズ・グループと大差ない楽曲になっているような気がする。歌唱も全員がかなり公平な長さを受け持っているように見える。一定の年齢に達すると何が何でもセクシー系に変身させるやり方は、どうなのだろう。少なくとも私は、セクシーなLOVELYZにはあまり興味がないのだが。

   韓国のガールズ・グループが、デビューして一定の年数が過ぎると、セクシー系になるか、さもなければ解散するか、その二者択一の道しかないのであれば、何だか寂しい気になる。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
━━ 単純化の一途を辿るクラブ系(これが ‘セクシー系’ とも呼ばれる大勢です)KPOPが圧倒的に大衆的人気を獲得する情況下での、抜き差しならぬサバイバル戦略です ━━ (KARA ・ 少女時代 のち、LOVELYZ)
2020-11-14 00:08:18
 かつては2NE1、今はBlackpinkに典型的にみられるように、近年は、単純化の一途を辿るクラブ系KPOP 一強の時代です。Twiceも、相当Reggae Rock色が強いとはいえ、端的に二分するならやはりクラブ系です。このような一極一強的情況の中で、ビートルズ的な次元での ‘凄い’ 楽曲・音楽をなんとかやり繰りして続けてきていた現役ガールズグループが LOVELYZ,April,Weeekly,そして、少し両刀づかいの WJSN(宇宙少女)です。この4グループの中で、大衆ウケが余り望めないながらも、唯一、ほぼ一切 ‘セクシー系と呼ばれるクラブ系’ をやらなかったのが LOVELYZ なのです。だからこそ、私も、全力で応援しているわけです。前作の ❝Beautiful Days❞ も、それまでの路線をも上回るほどの{バッハ×ショパン×ビートルズ}とでも形容すべき凝った hybrid melodious系の曲で、楽曲・音楽の出来としましては完全に中後期ビートルズ級なのですが、なにしろKPOPの大勢的流行とは真逆の方向ですので、それまでの最低再生回数を記録してしまっています。ApinkやApril でさえ(見た目は戦術的にかわいい系を維持しているとはいえ)とうにクラブ系musicに方向転換し、その転換のおかげで危機を脱しています。新人のWeeeklyに至っては、デビュー曲からクラブ系色の濃厚な曲で、再生回数を稼いでいます。言わば、世を挙げて、‘総クラブ系(=セクシー系)music’化 に流れる中、唯一、LOVELYZ だけが前作までは、凝った hybrid melodious系に踏みとどまっていたわけです。が、他の殆どすべてのグループが流行に乗る情況下では、前作が限界点だったわけです。
 事実、LOVELYZ が遂にクラブ系に方向転換した途端に、2社の Official MV を合計して 1370万回を記録し、ビートルズをも超えるような前作を遙かに上回る好成績を叩き出しています。もし今回のサバイバル戦略を敢行しなければ、もう次は出せなかった公算大です。
 楽曲・音楽的には、元の凝った hybrid melodious が圧倒的と言っていいでしょうが、誠に遺憾ながら、一般には理解され難いようなのです。私としましても、LOVELYZ だけは、なんとか ❝Ah-Choo❞ ~ ❝Lost N Found❞ の、ビートルズに優るとも劣らぬ重層的で、凝っていて、Polyphonicで、Super-Hubrid-Melodiousで、実験性にも富んだ楽曲・音楽でやっていて欲しいのはやまやまですが、如何せん、大衆的音楽市場は、圧倒的に単純クラブ系(=セクシー系)を大量消費していることは明らかです。
 ただ、遂にクラブ系に転換したとはいえ、やはり LOVELYZ だけあって、Twiceの類の1回聞いただけでコピーできるような単純な曲ではなく、Fusionとして演奏しても充分通用する水準は明らかにキープしており、卓越性は保っています。
━━ 結局は、今日の大衆的市場情況からすれば、避けて通れないサバイバル戦略と言いきっていいでしょう。
返信する
[追補] (KARA ・ 少女時代 のち、LOVELYZ)
2020-11-15 17:20:42
━━ LOVELYZ 初のクラブmusicタイトル曲 ❝Obliviate❞ の底流には、おそらく Fusion ━━
 アメリカに Grover Washington Jr.(故人) という Fusion のジャンルを代表する ボーカル兼サックス奏者がかつて活躍していたのですが、私の聴く限りでは、LOVELYZ 初のクラブmusic(セクシー系)タイトル曲 ❝Obliviate❞ の背景には、Grover Washington Jr.(代表曲 “Just the Two of Us”)があるものと感じられます。ちょうど2017年に LOVELYZ のタイトル曲として出た ❝Wow❞ が、日本の YMO(坂本龍一等) のテクノPOPが背景としてあったようにです。❝Wow❞ のほうは YMO の影響があったことはわかっていますが、❝Obliviate❞ を初めて聴いた瞬間にすぐ気付いたのが、「この曲は仕上げは完全に流行のクラブ系(セクシー系)《プログレ・トランス》だが、底流には Fusion の凝り方を忍ばせていて、本来の Hybrid Polyphonic さをなんとか保とうと工夫を潜在させているな。そして、時機を得た時には、Fusion として演奏しようと密かに案じているな。」 ということなのです。この案をほんの少し実行した動画があります。(次の動画参照)
https://www.youtube.com/watch?v=BavqYAph_mE
(K-POPでは珍しいバックの生演奏ですが、編成がFusionです。)
 いずれにしましても、近年の圧倒的な大衆的流行の趨勢からすれば、生き残るためには、{クラブ系(セクシー系) vs AKB系} の二択情況となってしまっている実態が歯がゆい限りです。この趨勢が酷いので、私は最近、Fusionやジャズやクラシックを聴く割合のほうがハネ上がってきております。
返信する

コメントを投稿