梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

教師だってつらいんだ・実例編

2018-11-03 08:40:42 | 日記
昨日の続きになります。こんな言葉がありました。
  
「教師は大学を卒業しただけですぐに先生・先生と持ち上げられ、社会常識も身に着かないまま、自分は偉いと錯覚してしまい、常識のない偉ぶった人間になってしまう。だから教師にはろくな人間がいない。」

私の考えでは、大学を卒業する時点で人は既に22歳を過ぎており、社会常識のある無しはこの時点で固まっているはずです。学校勤めを始めたら途端に偉そうな人間に変わったとしたら、それまでの家庭教育がなっていなかったのだと思います。

そもそも新人教師は大先輩のベテラン教師に取り囲まれて、小さくなって仕事をしているのであって、己惚れている余裕などないのです。私も新人時代、生徒から他の先生の授業を見て勉強して来いと言われて、泣きそうになりながら先輩の授業を拝見させて頂いたことがあります。

生徒というものは、可愛いばかりではなく、時としてこの上なく惨酷だったりもします。特に女生徒の若い男性教師に対する厳しさは、格別なものがあります。

私がまだバリバリのイケメン・フレッシュマンだった頃のことです。今は廃校になり、その校舎をアテネ・フランスが使っています。そこは、現在はフランス領という訳です。

その頃はまだ、毎週一回全校朝礼が行われていました。体育科に全日本女バレのトレーナーという立派な肩書の先生がいらして、この方が朝礼台に立つと、生徒たちは5分で整列しました。私がやると10分かかりました。

ある日、とある若い先生がこの仕事を仰せつかったのですが、ついに女生徒たちを整列させることができませんでした。しまいには彼は朝礼台の上から、「頼むから並んでくれよ!」泣きそうになりながら絶叫してしまいました。実のところ、本業である授業を聞いてくれる生徒もいなかったというのが実情だったようです。

ある日の下校時間、彼は異様に暗い表情をしていました。私が「おい、大丈夫か?」と声を掛けても、返事すら帰って来ませんでした。そんなある日、彼は校舎から飛び降り自殺を図ったのです。ただ、実際には死ぬ気など毛頭なく、自分の置かれた窮状を訴えたかったというのが本当のところの様です。

他校でも、新人の教師が自殺してしまうという例は、毎年後を絶ちません。教室や職場で追い詰められ、ネット上でまでただの思い込みから散々叩かれて、若い教師たちにとってはこの上無く過酷な環境にあるというのが現状なのです。

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1 コメント

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Unknown (めぐちゃん)
2019-07-14 10:33:33
私の家系は
教師が多く、
大学卒業に高校教師や小学校教師が居ます。
『上から目線』に成り易い欠点が有り、
協調性に欠けてます…
ソレが悩みです…
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