梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

先生だって大変なんだ

2018-11-02 16:10:51 | 日記
お仕事関係?の事をちらほら書いて来ましたが、Facebook上で教師を叩きまくる人達の書いた内容を読むと、正直、腹が立ちます。何しろ乏しい知識と先入観と決めつけだけで語っているものですから、現場はこうですと言っても聞く耳(理解力?)を持ちません。まるで、日本の擁護をしたら怒り狂う、韓国人のようです。

  先日は、「自分の親戚にも何人も教師をしている人間がいるが、全員常識のない連中ばかりだ。」と書いて来た人がいました。私はその時、「それは教師だからではなく貴方の親戚だからでしょう。」と書いてやりたかったのですが、ぐっと我慢したものです。

  私が11年間勤務した、某高校では、定時制の授業中、生徒に椅子で頭をぶち割られた先生が救急車で運ばれて行ったことがあります。朝一番に出勤すると、廊下や甚だしくは正門に血だまりの跡が残っていたりもします。

  まだ若い女性の先生がそんな環境の中、頑張っていましたが、ストレスから毛が抜けてすっかりはげ頭になっていました。全日制の教頭は(私の次に早く)早朝から出勤し、昨夜の残骸を片付けるべく校舎内を巡回するのが日課でした。私は上昇志向の無い人間でしたので、原則的に管理職とは敬して遠ざくの関係を守っていました、この教頭にだけは、巡回から戻るころを見計らって熱いコーヒーを入れてあげていました。

  朝一番に登校した女生徒が、教卓の上に人間のウンコが置かれているのを発見したこともあります。他所から持ってくるはずもありませんし、型崩れもしていなかったそうですから、から、直接教卓の上で排泄したものと思われます。

  一方、よりましなはずの全日制でも、音楽の成績を上げろと、屈強な男子生徒が5,6人で女性の音楽教師を取り囲み、脅迫したことがありました。音楽室はピアノの音や合唱の声が響く関係上、一般教室からは離れたところにありますので、誰もリアルタイムでこの事実を知ることはできませんでした。この教師は仕事に意欲を無くし、退職してしまったのです。

  そんな学校を変えようと孤軍奮闘していた定時制の先生は、ヤクザとつながりのある女生徒のハニー・トラップに引っかかって色仕掛けで落とされ、教職から追放となってしまいました。引っかかる方が悪いと言えばそれまでですが、この先生が赴任して来るまで、定時制は生徒に上履きを吐かせることすらできず、生徒は土足で闊歩していたのです。以後、すぐにまた土足が復活してしまいました。

  何を言ったところで理解されないことは覚悟していますが、Facebook上で先生たちをかばう投稿をするのは、この数年間を振り返っても、唯一私だけ。嫌な世の中になったものです。全ての人が、自分がため込んでいるストレスを、他人にぶつけて解消しようとしているだけのように見えます。実に情けないことです。

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