雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

スーパーカブ生産終了     雑感

2024-06-24 06:15:16 | 発想$感想

★ ホンダのスーパーカブが生産を終了するというニュースが流れた。
 戦後の二輪車市場は自転車にエンジンを搭載するというスタイルで、
 当時日本には100を超えるメーカーが存在した時代があった。
 こんな形のバイクでホンダにもこんなバイクがあったようだが、

 
 

 
昭和33年(1958)ホンダが50CCのスーパーカブを発売し、
昭和35年(1960)には、スーパーカブの量産工場として、鈴鹿製作所を発足させた頃から、あれだけあったオートバイメーカーは次々に業界から去り、浜松3社のホンダ・スズキ・ヤマハとその年に二輪業界に参入したカワサキの4社に絞られて現在に至っている。


★ そんなホンダが世界のホンダとして君臨するきっかけを創ったのが『スーパーカブ』で累計1億台以上を生産し、世界で最も売れたバイクとして知られている。
 

  
 


日本の総人口に匹敵する数だから大したものだが、
近年は電動アシスト自転車や電動キックスケーターの普及もあり、原付きの販売は低迷して、
年間250万台もあった生産台数は、約15万台と大幅に縮小しているという。
 
★ 当時のホンダの販売店は全国に何万店もあった自転車店だったので、サービス能力は殆どなく、SF(サービス・ファクトリー)なるものを創って対応し、販売店には売りに専念してもらうというスタイルだった。

カワサキも当時はこんなモペットも持っていたのだが、
川崎重工業・川崎車両・川崎航空機の3社合併時に採算性の悪かった50㏄モペットを生産終了することになって、
当時カワサキだけが中大型スポーツ車への販売体制に切り替えたのだが、、
ホンダ・スズキ・ヤマハの浜松3社の事業の中心は50㏄モペットで前述のとおり250万台もの市場で3社の事業の中心は50ccモペットだったのである。
 
 



 
 ホンダが50㏄の分野から撤退するとなると
 ヤマハ・スズキも多分間違いなく撤退するだろうから
 あれだけの大市場であった『日本の50㏄モペットの市場』も
 無くなってしまうことになる。

 カワサキの二輪事業のスタートからその販売に従事した私にとっても感無量の出来事で、
 70年以上も経つと世の中は一変することを実感している。


 
  
 

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