Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルの旅 (27) ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオ

2010-10-24 21:59:22 | キャンパーヨーロッパ 2010年



1月7日スペインとの国境目指して、キャンパーを進める。途中、6年前にとっても気に行って1週間も滞在したフゼタのキャンプサイトを訪ねてみた。あの時 ”もう3年もここにいるのよ”と誇らしげに話していたイギリス人のおばさんや、オリーヴの大壷を農家から買ってオランダへ持ち帰って売っているオランダ人のおじさんは、まだいるかしらと思ってサイトの中を探してみたが、知人は一人もいないしサイトの中も相当様変わりしていた。このサイトでこの変わった木製のキャンパーを見つけた。オランダ人の持ち車でこのサイトに長期滞在しているらしい。インターネットも無くて一泊の値段も高いから、ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオへ向かった。






一月はアルガーヴの春の始まりで、辺り一面アーモンドの花が満開になる。道端のあちこちに、アーモンドの花や、アゼダスと呼ばれる黄色の野草の花(ポルトガルの若い女性は名前もしらなかった。)がオレンジ畑やオリーヴ畑の間を彩っている。






目的のキャンプサイトはS・アントニオから4Km離れたモンテ・ゴード(Monte Gordo)の町にあり、海岸の砂山に築かれた松林の中で、斜面が多くておまけに砂地がゆるくてキャンパーが沈むと出てこれなくなる。それでもここは大きなサイトで長期滞在者は安くなるから、のんびり一冬過ごす人たちが多い。なんとなく難民キャンプを思わせるほど生活用品やテントであふれている。





モンテ・ゴードの町は海に面し長い砂浜が続いて高層の純白建築はホリディーアパートメントらしい。大きなホテルも今の時期は開店休業状態。通りのベンチは日向ぼっこをする人たちでいっぱい、きっとこの人たちはキャンプサイトから来たに違いない。





サン・アントニオの町は北からの大きなグアディアナ川が海に流れ込む河口の町で対岸はスペインのアヤモンテの町。川岸にはスペインへ渡るフェリー乗り場もあるが川の北方に立派な橋がかかっている。スペインはポルトガルよりも物価が高く、この町へショッピングにやってくるスペイン人でにぎわっている。










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