Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

これが最後のキャンプ旅行―塩田でのバードウオッチング

2018-12-11 17:50:56 | ポルトガル18-19

 

12月に入ってから晴天が続いていた。明日から天気が崩れると聞いた朝、亭主は塩田へバードウオッチングに行こうと言い出した。あの今にも倒れそうな橋を渡っていく。

塩田の細道を行くとすぐ遠くに見えてきたのがコウノトリ2羽と一緒に歩き回っているサギ1羽、サギの首があんなに長いなんて知らなかった。いつも首をすくめて不機嫌そうな鳥なのに。

 

 

コウノトリはつがいらしく1羽の後をせっせと追い回していた。どちらが牝か雄かがわからない。

 

 

 

川渕の柔らかい泥土の中に生息しているカニたちも晴天に浮かれて穴から這い出してきた。彼らは片一方の爪だけが異様に発達して敵と戦うための道具で、片一方は絶え間なく泥土の中の微生物をすくっては口に運ぶ。

 

 

川向こうのヤシの木に囲まれた建物はカバナスの新興住宅地。

 

 

とうとう遠くにへらがもの群れを見つけた。純白の塊だからすぐに目に付く。それでも望遠を最大にしてやっと之だけ映った。全部で10羽ぐらいしかいなかった。昨年は50羽近くの大集団だった。

 

 

昨年の私のブログにも全く同じミニひなげしの写真を載せた。まだ春には遠いこの時期咲いているのはこれとキンセンカの原種がほとんど。

 

 

遠くの水際に何やら見えるというので望遠を最大にして写したのは3羽の鵜。この鳥もこのあたりに一年中いるようだ。

 

この夏取り残したらしい塩の塊。塩水が飽和状態になっているから周りの水で溶けることがない。

 

 

 

海岸から塩田までの間の湿地帯はこの肉厚な植物がはびこり、この時期きれいなピンクや赤に変わっていく。

 

今では内陸でもどこにでもいるカモメの群れ。

 

 

遠くで10羽くらいが群れを作っているがただ一羽だけが仲間外れ。鳥の世界にもいじめがあるのかしら??

 

 

海岸の砂地の一角に生えていた植物。葉は水仙によく似ているがもう種になって大きな黒い種が零れ落ちていた。一体どんな花が咲くものか知りたいものだ。だれか知っている方はいませんか?

 

 

12月も半ば近くいまだに真夏の格好で歩いている。

 

もう数年前からこの草原に捨てられた古いトイレ。わざわざこんなところまで持ってきて捨てなくてもいいじゃないか。誰も回収する人が無くて、なん百年もそのままになっているかも。

 

 

塩田の一か所だけたくさんの千鳥がえさをついばんでいる。ここだけが浅いのかもしれない。

 

 

広大な塩田の水が異様に赤茶なのは塩が濃いからなのだ。来年の夏には干上がった後に塩がしっかりたまるのだろう。

 

帰り道、以前から気になっている畑に捨てられているかぼちゃ、あのまずいかぼちゃで収穫しないなら初めから植えなきゃいいものをと思う。

もったいないからせめて豚のえさにでもならないかしらね。

 

数年前から少しも減っていない塩の山、純白に輝いていたのに最近は薄汚れてきて茶色がかってきた。

 

今年の春3月まで巨大なミモザの木が数本あって一面金色に輝いていたものを10月に来てがっかり。すべての木が切りはらわれて残った根から新しい芽が出てきている。先月庭の道具をもっていって小さな苗を2本掘り起こして鉢植えにしたが、いまだに植え着くものかわからない。

 

 

人里近くの道路わきは、ローズマリーの花が満開で、ミツバチが寄ってたかってきていた。彼らは冬眠しないのかもしれない。

 

 

今までこれが本物のデイツだとは知らなかったが、先日ポルトガルに住む英国女性がデイツの話をしていてこれがそうだと判った。新鮮なものはあくがあって食べられないから何十日か干さないといけないらしい。

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