先週日曜日の夕方、トラファルガー広場の近くに、バレーを見に出かけた。日曜日は電車の都合があまり良くないので早めに出かけて、待ち合わせ時間より30分以上も早く着いてしまった。
まだ6時ごろというのにここ英国では4時過ぎると暗くなってくる。6時など外は真っ暗。このナショナルギャラリーのあたりはクリスマス・マーケットが開かれていて明りもこうこう、すごい人だかり。
ヨーロッパの各地でクリスマス前にはこんな夜店が立つ。数年前ドイツのクリスマス・マーケットでテロリストのトラックがこんな夜店に突っ込んで、たくさんの人の命を奪ったことがあった。
このトラファルガー広場の周りは直径80センチくらいのコンクリの円筒がマーケットの周りに置いてあって、トラックが通れなくなっている。
とにかくこのようなクリスマスマーケットは英国に住んで47年、初めて見た。
トラファルガー広場の真ん中の噴水にも照明が当たってきれいだが、今回は携帯しかもっていなかったので写真はあまり良くない。
各お店はとってもカラフルで見て歩くだけでも楽しい。この店はロンドンの土産物屋さん。
このようなろうそくか電気で飾りを見せる陶器の店が3軒もあった。どれもとっても素敵だけれど、後期高齢者の私にはこれを買ってどうする?と思うととっても飾り物を買う気にはなれない。
手織りのウールのスカーフは今の時期には重宝する。それでもスカーフもいったいどれほどタンスに眠っていることやら。
これらはクリスマスツリーに下げるデコレーション。子供が小さい時はクリスマスツリーを飾るのが年中行事。親子で楽しんだものだけれど、こんな無駄は一切しなくなってしまった。
きれいなネックレスや、本革の手作りハンドバックなど見れば欲しくなるけれど、バックもどれだけあることか?
あの手この手で買い手の購買欲をそそる商品が多い。とってもきれいなものだけれど、年寄りには飾り物はますます縁遠くなってきている。
終わり近くのお店ではトルコの陶器がたくさん出回っていた。今から20年も前にトルコへ5回も旅行に行って、いろいろカラフルなお皿やつぼを買って持ってきた。
今ではそれらを見ても思い出しもしなくなってしまった。これらの陶器は低温で焼いたもので英語ではアーゼンウェアーと呼ばれる。色彩は素晴らしく、アラブの模様が新鮮だが、実際に使ってみるとすぐに欠けてしまうのが難。
カーブーツセールに行くと必ずこのような陶器が何枚か売りに出されていて、土産物は結局使い物にならないのがわかる。
これは木製品のクリスマスデコレーション。
こんな土産店ばかりでなく、食べ物のお店も何件か会って若者たちが群がっていた。
クリスマスが楽しいのは子供たちが小さい時だけ、大人になって家族が分散してくると楽しみは年ごとに減ってくる。