いつまで見ても見飽きない岩山のベア半島を後にコーク市へ向かった。半島の付け根の町Ballylickeyからメインの国道をはずれ、狭い2級道路をMacroomを目指す。この道は途中から来たの山道へののぼりと南の谷間を行く道に別れ、南を目指したのにどうしたことか北の山道へ行ってしまった。地図にはケイマネーの道(Pass of Keimaneigh)の表示があり確かに山間の風景はすばらしかった。
日曜日の朝とて、途中の村の教会の周囲は日曜ミサの村人の車でひしめき合っている。このような田舎では教会とフットボールが一番のエンターティンメントなのだろう。教会の外ではタバコを吸いながら待っているらしい,旦那たちが見える。日曜日お昼のパブとディナーを終わってフットボールをテレビで見るのを楽しみにしているであろう土地の男性たち。
村の家々には赤白市松模様の旗がひらめき、大きなマスコットのテディベアが道を横切る電線からぶら下がっていた。
途中で休憩した村の道端にクラッパー橋の標識を見つけ、林の中へ分け入ってみた。200メーターほど行ったところできれいな川に低い石橋が架かっているのを見つけた。まるで絵になりそうな風景だった。
Macroom 近くの道路際に下の写真の異様な風景を見つけた。”アレハナンダ ”と驚いたのが第一印象で、近くの駐車場に車を停めて見に行った。太古の木の化石化したものかと思ったのだが、案内板によれば、40年前このリー河(River Lee)の下流にダムができたため、上流の河淵の森が水没して、一帯が湖になったものだという。今では自然公園に指定され、多種の渡り鳥や魚も豊富で、釣り人のメッカになっているとの事だった。
上の写真はマクルーム城(Macroom Castle)。
この日はコーク市から8Km離れたブラーニー(Blarney)のキャンプサイトに落ち着いた。