シシリーの首都パレルモはマフィアの本拠地でもあり、キャンプ場の警告書もあってあっさりあきらめた。翌日メッシーナまで戻るのに途中3箇所のキャンプサイトが開いているはず・・・・。何処でも開いていたなら停まることにして出発、パレルモからメッシーナまでの高速道路は有料で全行程を行けば相当の値段になる。途中で高速道路を降りてキャンプサイトを探すため、海岸道路を行くことにした。シシリーの北側は高い山がそそり立ち、高速道路は山から山へトンネルを縫って行く。海岸沿いの道はずいぶん遠回りの上、急坂も多いが素晴らしい景色を堪能できる。
高架の高速道路はまるで空を飛んでいるみたいだろう。残念ながらこのときは海岸線を走っていて高架道路を見上げていた。一箇所の小さな町を通ったが表通りは全部陶器の店になっていた。きっと有名な陶芸町・村に違いない。
ここら辺りでも山頂に群がる建築物には感激する。良くぞあれほど高いところに住もうと誰が考えたものか?水など大丈夫か?昔からあった村なら車の無い頃の交通はずいぶん不便だったろう。
海岸線を行く途中で急な坂道にかかり、キャンパーが上るのは無理かと思われた。亭主もやっと苦労の末山頂までローギアで上り詰めたが、今度は下りが急坂で狭くジグザク道を降りなければいけない。途中でどんな車であれすれ違うのは無理だ。下の写真で見るとあのときの恐怖は感じられないが、あれほど怖かったことも無い。やっと村にたどり着いたとき海岸線の道路が通行止めだったのがわかった。だから私たちの来た道は代わりの道路だったのだ。普通にあの道を往復していたなら事故が発生していても決しておかしくない。それ以来又高速道路を行くことに決めたが、今度は高速道路入り口が見つからなくて散々だった。
ミラッゾ近くでやっと高速道路にたどり着いたが、途中の山道で山頂に素晴らしい教会を見つけた。周囲に建物は見当たらず、教会だけが堂々と立っていた。ミラッゾの町からもこの教会は良く見えることだろう。たった一区間だけ高速道路を通ってミラッゾの町へ入ったが丘の上に城砦を抱く素晴らしい町だった。